学会会長挨拶

このたび、平成28年10月14日(金)・15日(土)の両日、第57回日本母性衛生学会総会並びに学術講演会を東京で開催させていただきます。伝統ある本会をお世話させていただくことは、開設からまだ10年という東京女子医科大学八千代医療センター母体胎児科・婦人科にとりまして大変光栄な事です。東京女子医科大学の担当は第2回以来55年ぶり、東京での開催も45回以来12年ぶりとなります。

本学会はすべての女性の健康を守り、母性を健全に発達させ、母性機能を円滑に遂行させるために、母性衛生に関する研究、知識の普及、関係事業の発展をはかり、もって人類の福祉に寄与する事を目標に設立されました。本学術講演会には例年全国の医師、助産師、看護師、保健師が2,000名以上参加し、毎回活発な議論の場となっております。

メインテーマは「母性衛生に携わる喜びー自負と矜持」といたしました。私たちは母性衛生という非常に意義のある重要な分野を任されています。—自負と矜持—としたのは単にプライド(自負)を持つだけでなく、職業に対するこだわり、信念を曲げない意思、妥協しない態度(矜持)も持とうという思いを込めました。出席した人が母性衛生に携わる喜びを再認識し、明日から仕事の励みになるような学会になればと思っています。

現在、東京母性衛生学会、千葉県母性衛生学会、東京女子医科大学看護学部の皆様のご協力のもとにプログラムを含めた準備を進めています。会場となる品川プリンスホテルは交通至便な立地条件です。2020年のオリンピック開催に向けて、日々変化していく東京で、多くの皆様のご参加をお待ちしています。

第57回日本母性衛生学会総会・学術集会

会長 正岡 直樹

(東京女子医科大学八千代医療センター 母体胎児科・婦人科 教授)

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