学術集会事務局

京都第一赤十字病院 
医療社会事業部
TEL:075-561-1121(代)
MAIL:12thkyoto@jamscan.jp

 

挨拶

第12回子ども虐待医学会学術集会に参加される皆さま

本学術集会の大会長を務める京都第一赤十字病院 第二救急科の安 炳文(あん びょんむん)と申します。

令和2年に開催予定であった第12回子ども虐待医学会学術集会ですが、令和3年7月3日(土)、4日(日)に開催することとなりました。

新型コロナウイルス感染症が収束する様子を見せないなか、感染に配慮しての開催となるため、今回の開催形式は3日を会場集合形式、4日をweb形式とするハイブリッド学術集会とさせていただきます。

開催時のコロナ流行状況によって3日については参加人数の制約を受ける可能性はありますが、できる限り多数の方々に集まっていただき、熱い議論が交わせるように実行委員一同準備を進めて参ります。

皆さまぜひとも予定を空けておいてください。

なお、特別講演、教育講演、シンポジウム、ランニングレクチャー等のコンテンツは後日オンデマンド配信でも視聴していただけるようにする予定です。当日参加が難しい方も子ども虐待に対する知識をアップデートする機会としてぜひご利用ください。

また、小児科領域講習、専門医共通講習の単位取得が可能なコンテンツも多数準備しておりますので、小児科医のみならず、子ども虐待にかかわる多数の専門医の参加もお待ちしています。

2021年2月9日
第12回日本子ども虐待医学会学術集会
大会長 安 炳文
(京都第一赤十字病院 第二救急科)

<重要なお知らせ:第12回日本子ども虐待医学会学術集会延期について>

第12回日本子ども虐待医学会学術集会への参加をお考えの皆さまへ

残念なお知らせです。
昨日子ども虐待医学会理事会および学術集会の大会長で協議した結果、令和2年8月7日(金)~9(日)に開催予定としていた、第12回日本子ども虐待医学会学術集会のプレコングレス、学術集会を延期することに決定しました。

皆さまもご存じの通り、新型コロナウイルス感染症の勢いはまだおさまる様子はありません。4月7日に東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に緊急事態宣言が発出され、4月16日には緊急事態宣言が全国に拡大されました。
学術集会が開催される8月の時点で新型コロナウイルス感染症がどうなっているのかは不透明です。仮に新型コロナウイルス感染症が落ち着きつつあったとしても、完全にゼロになっているとは考えがたい状況です。開催側としては十分な感染対策を講じるつもりではありますが、たくさんの方々が一堂に会する学術集会という場で、参加者全員の健康をしっかりと守れるかどうかの保証がありません。
参加者の皆さまはそれぞれの家庭、職場で大事な役割を持っておられる方々です。万が一のときにはご本人だけでなく周囲に与える影響が甚大であり、そのことを考えた場合、予定通りの開催よりは延期をして、より感染が収束に向かった段階で改めて学術集会を開く方が良いだろう、との結論となりました。

参加の心積もりをしてくださっていた方々の中には、すでに演題登録済みの方もおられました。演題登録のための準備を着々と進めていた方もいらっしゃったことでしょう。交通機関の確保や宿泊の予定を立てた方もおられたかもしれません。
1年以上かけて準備を進めてきた大会長、実行委員、プログラム委員としても残念な気持ちで一杯です。
大変申し訳ありませんが、延期の判断にご理解をいただきますようお願いいたします。

いろいろと大変な時期ではありますが、子ども虐待に対応する我々にできることはたくさんあるはずです。まずは皆さまにおかれましては健康に留意しながら、それぞれの現場でご活躍ください。また、新型コロナウイルス感染症と日々闘っている皆さまにおかれましては、とくにご自愛いただきますようお願いいたします。

なお、学術集会延期の時期については令和3年の夏頃を予定しております。開催地は京都で変更はありません。会期、会場が決まり次第、メーリングリストや学術集会ホームページなどを通じてご連絡いたします。

来年、皆が健康な状態で、熱い議論を交わせることを楽しみにしながら、我々も改めて準備を進めたいと存じます。

令和2年4月21日

第12回日本子ども虐待医学会学術集会 大会長
京都第一赤十字病院 第二救急科
安 炳文

追伸:
新型コロナウイルス感染症の拡大を契機として、子どもへの虐待リスクが増大する懸念があります。日本子ども虐待医学会では厚生労働大臣と文部科学大臣に『新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に増大する子どもへの虐待リスクなどへの対応に関する要望書』を提出するとともに、子どもたち、子どもたちと暮らしている方々に向けたメッセージを学会ホームページに掲載しています。職場などでまだご存じない方がおられましたら、学術集会延期のお知らせとともにぜひ共有してください。

文部科学大臣宛て要望

厚生労働大臣宛て要望書

がんばっているみんなへ大切なおねがい

お子様と暮らしている皆様へ

第12回子ども虐待医学会学術集会に参加される皆さま

本学術集会の大会長を務めることになりました京都第一赤十字病院 第二救急科の安 炳文(あん びょんむん)と申します。

本学会は2009年8月に「日本子ども虐待医学研究会」として始まり、2014年に「日本子ども虐待医学会」に移行しました。ここ十数年の間に学術集会参加者は年々増加し、現在は600名を越える参加者が集う学術集会に成長しました。第12回学術集会開催に携われることを実行委員会一同光栄に思います。
ここ数年、本邦の子ども虐待防止対策の取り組みが加速しています。2015年(平成27年)から10年計画で始まった健やか親子21(第二次)では、子ども虐待問題は重点課題②「妊娠期からの児童虐待防止対策」として取り上げられました。2018年3月の目黒区女児虐待死、2019年1月の野田市女児虐待死をはじめとする重篤な子ども虐待事案を受け、2018年7月20日には児童虐待防止対策に関する関係閣僚会議において「児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策」、同年12月18日には児童虐待防止対策に関する関係府省庁連絡会議において「児童虐待防止対策体制総合強化プラン」、2019年3月19日には、児童虐待防止対策に関する関係閣僚会議において「児童虐待防止対策の抜本的強化について」が相次いで決定されました。このプランに基づいて、福祉分野では児童福祉法施行令の一部改正、児童相談所・市町村の体制強化、教育分野での児童虐待防止・対応に関する体制強化、児童相談所・市町村、学校・教育委員会と警察との連携強化などの対策が打ち出されています。さらには、各機関と医療の連携体制強化についても言及されています。
そのような中、「本学術集会の役割は何か?」「足りないものは何か?」について運営委員会で議論した結果、本学術集会のテーマを「足りないピースを探しに行こう!」としました。
子ども虐待問題に対応する医療、福祉、保健、行政、司法、消防等の各組織はそれぞれに子ども虐待防止に向けて努力をしていますが、悲惨な虐待事案は後を絶ちません。それぞれの組織・地域が抱えている問題は何か?組織間・地域間の連携の課題は何か?抜け落ちているピースは何か?学術集会に参加する方々が持つ疑問をぶつけあい、議論し、上手くいっている取り組みからも上手くいっていない事例からも学ぶことができる、そんな学術集会にしたいと考えています。魅力的なプログラムをたくさん用意しておりますので、プログラムのページもぜひお目通しください。
今年の学術集会は東京オリンピックの閉会式と重なっていますが、京都の酷暑にもオリンピックの熱気にも負けない、熱い学術集会になるよう、参加者の皆さまのパワーを分けてください。学術集会での議論と学びが、今後の子ども虐待医学の発展と将来の子どもたち・保護者の方々にとって役に立つものとなるように期待しています。
全国の皆さまの参加をお待ちしています。

最後になりましたが、新型コロナウイルス感染症がまだ終息しておらず、医療現場では日々大変な苦労をなさっていることと存じます。
どうかくれぐれもご自愛下さい。

2020年3月1日
第12回日本子ども虐待医学会学術集会
大会長 安 炳文
(京都第一赤十字病院 第二救急科)

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