ごあいさつ

一般社団法人日本精神保健看護学会

第26回学術集会 ・学会総会のご案内

この度、 (一社)日本精神保健看護学会第26回学術集会および学会総会を滋賀県大津市において開催いたします。

今回は、 テーマを 「 こころと身体(からだ) と社会を紡ぐ精神保健看護」 とし、 広義の精神保健看護における実践性と更なる可能性について考える機会にしたいと考えます。

精神科領域以外の看護との関連性に着目して、本学会の設立に寄与された高知県立大学学長の南裕子先生に基調講演をお願いしました。また、女性学、ジェンダー研究分野のパイオニアであり、指導的な理論家のおひとりである社会学者の上野千鶴子先生をお招きして、ジェンダー研究からみた精神保健について教育講演をお願いしています。シンポジウムも 、精神保健看護の現状と今後を検討再確認するために、 サイコオンコロジーおよびサイコネフロロジーに関連した研究者と、 リ工ソン精神看護の実践家をシンポジストにお迎えしました。 精神疾患や精神障害をもつ人に限らず、 がん、糖尿病、腎疾患等の慢性疾患などの身体疾患をもつ人のもっている力を信じ 、 その人らしく生きることを支えるための取り組みをされている看護実践の紹介や、 的確なアセスメン卜をするための対象者理解の方法などについて、 シンポジウムや請演によって効果的に考えることができるようにいたしました。

さらに、精神保健看護に関する実践研究や論文投稿の倫理に関する本学会理事会による2つの企画と平成15年に千日回峰行を成し、49人目の北嶺大行満大阿闍梨になられた藤波源信師による市民公開講話も準備しております。

会場は、JR京都駅から在来線で10分程度の最寄り駅にも近く、びわ湖畔に位置するびわ湖ホールとピアザ淡海です。眼前の雄大な琵琶湖や比叡山系といったロケーションをお楽しみいただけます。ま た、 近江牛や鮒すしなどの近江の特産品に加え、 瀬田しじみや鮎など、琵琶湖でとれた湖の幸を活かした名産品も自慢です。寺社仏閣も京都に負けす多数あり、  歴史的にも興昧の尽きない地域です。大河ドラマや時代劇のロケ地としてもしばしば利用されておりますので、馴染みのある風景を発見されることでしょう。

今回の学術集会では、事前参加登録および参加費のお支払いは、本学術集会ホームページのオンライン で行います。また、ワークショップの事前参加登録も、ホームページ上で行います。各事前参加登録の期限はホームページ上でご確認ください。

本学会会員の皆様の研究成果の発表、および看護職のお知り合いをお誘いいただき、多くの皆様にご参加いただきたく、本学会理事会および本学術集会企画・実行委員会一同、こころよりお待ちしています。

なお、詳細はホームページに適宜掲載いたしますので、 ご確認をお願い申し上げます。

平成28年1月末に第26回学術集会会長からの辞任申し出を受け、本学会定款第4条第1号の事業として、理事長 田上美千佳が学術集会会長を代行いたします。

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