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会長挨拶

第32回日本外傷学会総会・学術集会

会長 村尾 佳則

近畿大学医学部 救急医学教室 教授

このたび第32回日本外傷学会総会•学術集会を2018年6月21日から2日間を会長として主催させて頂く事になりました。歴史ある学会の会長に推薦されましたことを教室員一同、重責を感じますとともに誠に光栄に存じております。改めまして外傷学会の会員の皆様へ感謝申し上げます。

近畿大学同門からは、2009年に第23回日本外傷学会総会•学術集会を坂田育弘教授が主催させていただいており、今回が2回目となります。

日本外傷学会は設立の研究会から学会へと発展し、今年で30年が過ぎました。この間、外傷初期診療JATECや病院前救護JPTECの普及、外傷専門医制度が発足とともに、専門医および研修施設認定を行って来ました。さらに外傷専門医診療ガイドラインJETECのコース開発に至っています。一方、重症外傷症例が減少するなか、日本専門医機構の専門医制度新指針が出されたことから今後どのように外傷専門医制度を維持、発展させて行くかが課題となっています。そこで、今まで築き上げて来た外傷学をさらに発展させるため、基盤を見直すことを意識しテーマを“外傷学の裾野を広げる”としました。

外傷診療、専門医制度の基盤に関わることとして、 “外傷センター海外の現況と日本の未来”のシンポジウムなどを行い、本邦での外傷センターの設立・認可に貢献したいと思います。また他職種セッション、韓国とのジョイントプログラムを予定しています。特別講演としては元プロ野球選手の桑田真澄様をお招きし、外傷医の診療に有益となるようなお話をして頂く予定です。そのほかにもシンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップなどの主要演題に加え、基礎学術面の充実のため臨床研究、基礎研究の積極的な発表をお願いしたいと思います。どうぞ外傷学、外傷診療に熱意を傾けている方々から多数の演題を応募して頂きます様お願い申し上げます。

最後にこの学術集会が外傷学の発展に寄与することを祈念し、有益な学会となります様、教室員一同とともに鋭意準備させていただく所存でございます。京都にて、おもてなしの精神で多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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