第33回日本小児救急医学会学術集会

会長挨拶

 第33回日本小児救急医学会学術集会

会長 市橋 光
(自治医科大学附属さいたま医療センター小児科)

このたび、2019年6月21日から2日間の予定で、第33回日本小児救急医学会学術集会を大宮ソニックシティ(埼玉県さいたま市)にて開催させていただくことになりました。

少子高齢化が進む現状において、子どもの命や健康を守ることは今まで以上に重要であり、われわれ大人の責務です。子どもの病気は緊急に対応しなければならないことも多く、小児救急医療は24時間の迅速な対応が必要です。そのためには、いろいろな人の協力の元に、社会全体で支えていかねばなりません。

小児救急医学は、感染症や事故の予防、疾病の早期認識と連絡(相談システムや搬送)、一次救命処置、二次救命処置、集中治療という一連の連鎖とともに、虐待、災害医療などへの対応も含む幅広い分野です。また、小児科、小児外科、麻酔科、救命救急科、集中治療科などの医師、看護師、救命救急士などの多領域多職種が関わっています。

そのため、今回のテーマを「領域を超えた小児救急医療」としました。皆の力で小児救急医療を再構築していくことを目標に、学術集会で熱い議論を交わしていただければ幸いです。また、参加者の知識を育むことも学術集会の重要な使命と考え、多くの人に聴いていただきたい教育講演、シンポジウム・パネルディスカッションなどの特別企画を準備しています。

さいたま市は東京からローカル線でも僅か30分で着く、交通の便が良い地です。サッカーファンならJリーグ観戦(日本で唯一、J1チームが2つある都市です)、鉄道ファンなら鉄道博物館見学はいかがでしょうか。変わったところでは、わが国屈指の盆栽郷として大宮盆栽村もあります。学会場のそばにある氷川神社は2000年以上の歴史があり、うっそうとした木々に囲まれた参道は2㎞にもわたり、散策されるのもよいでしょう。食べ物では、浦和区は江戸時代からのうなぎ料理発祥の地と言われています。また、大都市らしく、フレンチやイタリアンのお店も充実していますので、ぜひお楽しみください。

皆様の参加を心よりお待ちしています。

 

 

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