ご挨拶

このたび、2015年1月17日(土)に徳島市で「第32回日本集中治療医学会学術集会・中国四国地方会」を開催することになりました。テーマは「正直」としました。学会のテーマとしては相応しくないかもしれません。しかし、ディオバン、STAP細胞と臨床も基礎も日本の医学が信頼されない世界的な事件が続きました。日々の臨床、特に重症患者を相手に日々健闘されている皆様は忸怩たる思いの方も多いと思います。ただ、自分を振り返ってみると「正直」を実践するのは結構難しい。患者の臨床症状、データを解釈する際、患者や患者家族への説明。苦心されることも多いでしょう。また、納得いくまで疑問に対して向き合っているか。自分の正しいと思ったことに邁進できているか。

日々の臨床、研究に真摯に正直に向き合っていると多くの疑問が湧いてくると思います。それを解決した時の喜びは集中治療医学の醍醐味の一つです。皆様のこのような日々の成果を発表していただける学術集会にしたいと考えています。多くの皆様の参加をお願い申し上げます。

第32回日本集中治療医学会学術集会・中国四国地方会

会長 西村 匡司

(徳島大学大学院救急集中医治療医学)

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