大会長挨拶

この度、第44回日本腎臓学会西部学術大会を主催させていただくことになり大変光栄に存じます。会期は平成26年10月3日(金)~4日(土)の2日間、会場は神戸国際会議場・神戸商工会議所会館におきまして開催する運びとなりました。

慢性腎臓病(CKD)は、腎障害が進行すると透析療法を必要とする末期腎不全に陥るだけでなく、軽度の腎障害でも心筋梗塞や脳梗塞をはじめとする心血管病を起こしやすいことが明らかになってきました。また、腎機能の低下が加齢の原因となることも指摘されています。そこで、腎臓は体内環境を一定に保つことで生命を生き存らえさせているとの考えに基づいて、一生を通して腎臓を護っていきたいとの願望をこめて本学術大会のテーマを”腎生貫徹”とさせていただきました。腎臓の機能保持と腎機能障害に伴う多くの合併症の抑制を目指した企画を考えております。海外からはPicardie Jules Verne大学ZiadA.Massy教授による招請講演を予定しております。是非、多くの会員の御参加をお待ちしております。

第44回日本腎臓学会西部学術大会
大会長 中西 健
(兵庫医科大学内科学 腎・透析科 主任教授)

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