大会長挨拶

第61回秋季日本歯周病学会学術大会

大会長 梅田 誠

大阪歯科大学歯周病学講座 主任教授

この度,第61回秋季日本歯周病学会学術大会を平成30年(2018年)10月26日(金),27日(土)の2日間にわたり大阪市のリーガロイヤルホテルで開催させて頂きます。
第61回秋季日本歯周病学会学術大会では「高齢者の健康寿命をサポートする歯周病予防の進展と展望〜歯周病撲滅のための第一歩〜」をテーマに,歯周病予防および,最近注目のテーマであるティッシュエンジニアリングによる再生治療など様々な話題についての議論を展開したいと考えております。とくに日本歯周病学会は昨年12月の設立60周年記念大会で「京都宣言」を発表いたしました。この秋季学術大会は約1年経ち,検証の場としても活発なディスカッションが期待されております。
本大会では,学会主導型シンポジウムとして秋季大会時に行われております「若手研究者の集い」の拡大版として,留学経験のある若手の研究者の先生方に「歯周病予防」をテーマに留学時の経験談など幅広く語っていただき大学院生や若手の先生方のモチベーションを喚起する場にしたいと考えております。また2日目の午後のシンポジウムに「歯周病治療を中心とした医業経営」をテーマに,大学外で従事されている先生方にも興味を持っていただける企画を組ませていただいております。歯科衛生士教育講演では,大阪歯科大学医療保健学部の糸田昌隆教授に,ここ最近の医科歯科連携を念頭に超高齢社会における口腔ケアについて講演いただき,歯科衛生士の最近の活躍の場をさらに広げていただくきっかけにしていただきたいと考えております。
私ども大阪歯科大学歯周病学講座が担当させていただきますのは,2代目教授の故 今井久夫先生が平成11年4月に第42回春季学術大会を担当させていただいて以来となります。日本歯周病学会は設立60周年を迎えましたが,私ども大阪歯科大学歯周病学講座も講座創設50周年を迎えはじめての学会を担当させていただきますことを大変光栄に存じております。
大阪開催は12年ぶりとなり,来年のG20首脳会議の開催や万博招致を控え海外からの観光客も増え活気づいております。大会が開催されます10月下旬は1年を通じて最も気候のいい季節となり,大阪市内はもとより少し足を延ばせば京都や奈良など紅葉の名所がたくさんあり、全国からあらゆる食材が集まる「天下の台所」食いだおれの街として、学会の夜も十分に楽しんでいただけるものと思っております。
全国から,多数の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

 

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