大会長挨拶

2021年11月吉日

ご挨拶

この度,第38回日本義肢装具学会学術大会を,2022年10月8日(土),9日(日)の2日間にわたり,朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターにて開催させていただくことになりました.本学術大会が,歴史ある本学会の更なる発展の道標となるよう,運営スタッフ一丸となって企画,運営に取り組んでいく所存でございます.

本学術大会のテーマを『義肢・装具,支援機器のエビデンス構築へ向けて』といたしました.1980年代初頭より,科学的根拠に基づいた医療Evidence Based Medicine が提唱されて久しいなか,義肢・装具をはじめとする支援機器の効果 outcome を示す根拠 evidence は十分ではない状況にあります.本学会の特徴は義肢・装具,支援機器を共通項とした多職種連携であり,これらの機器を利活用するうえにおいて欠かせない‟根拠“を構築するスキームとしてもふさわしい組織と考えられます.そこで本学術大会では,合同企画パートナーによるご協力のもと,義肢・装具,支援機器が用いられる分野ごとの専門家を国内外から招聘し,アウトカム評価からエビデンスの構築に至るまで,現状の把握と今後の発展に必要な具体的策について検討していただこうと考えております.

昨年より続く新型コロナの世界的な感染拡大により,社会生活の様々な場面において制限のかかる中,義肢装具に関連する学術活動も多くの制約が課せられて参りましたが,2022年10月に開催されます本学術大会につきましては,オンラインの利便性を生かしながらも対面を基本に多くの方々にご来場いただき,学術的な研鑽・交流の場させていただきたいと考えております.

末筆ではございますが,皆様の益々のご隆盛をお祈り申し上げると共に,新潟の地でお目にかかれますことを楽しみにしております.

敬具

第38回日本義肢装具学会学術大会
大会長 坂井 一浩(人間総合科学大学 教授)

実行委員長 東江由起夫(新潟医療福祉大学 教授)

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