会長挨拶

第12回日本創傷外科学会総会・学術集会 会長 橋本一郎

第12回日本創傷外科学会総会・学術集会 会長 橋本一郎

このたび第12回日本創傷外科学会総会・学術集会の会長を拝命しました。創傷の分野は形成外科にとって重要な分野でありますが、創傷被覆材や陰圧閉鎖吸引療法の登場によりその治療法には飛躍的な進歩がみられています。第1回本学会(設立総会)が平成21年に杏林大学形成外科学 波利井清紀教授(当時)のもとで開催され、本学会がスタートしたのも、上記のような治療の進歩を形成外科に根付かせ、さらなる発展を願ってのものであったと考えています。

本学術集会のテーマは、「創傷の診断と進歩する治療」といたしました。「創傷の診断」ですが、形成外科と創傷外科は治療学に偏る傾向があります。創傷を出来るだけ早く治癒に導き、ベストの仕上がりを得るためには適切な診断のもとに適切な治療を行うことが必要です。診断において、CTやMRIの高性能化と普及、エコー(超音波診断)の高性能化、そのほか血流可視化の発展などの進歩がみられます。このような背景により、「創傷の診断」を一つのテーマとしたいと考えました。本学術集会では治療を述べる際に、診断に触れてその関連性を明確にしていただきたいと考えおります。

もう一つのテーマは「進歩する治療」です。洗浄型NPWTや洗浄剤、予防的手術、器械によるデブリードマンなど、治療法もさらに進歩しています。これらについても討論を深めていただければ幸いです。

さて、徳島には淡路島から鳴門大橋が、徳島の中心部を流れる四国三郎・吉野川には大きな橋がたくさんかかっています。徳島市内は加えて多くの川が流れており、短いですが多数の橋があります。西に行きますと、かずら橋という秘境にかかる橋も有名です。本学術集会のポスター、HPには浮世絵に鳴門大橋を描き込んでみました。時代が全く違うものが、お互いに溶け込んでいるように感じます。

徳島はすだち、とくしまラーメンの他にも、海のものも山のものも大変美味しいものが揃っております。懇親会では本場の阿波踊りも体験できるよう計画を進めております。ぜひ、本学術集会に出席していただき、学術的な発表と徳島の地を楽しんでいただきたいと心から願っております。

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