小林 信 | (東京医科大学医学部看護学科) |
須藤 公裕 | (医療法人社団薫風会山田病院) |
佐々木 三和 | (東京医科大学医学部看護学科) |
則村 良 | (医療法人財団青溪会駒木野病院) |
勝部 真由 | (医療法人社団碧水会長谷川病院) |
寺岡 征太郎 | (東京医科大学医学部看護学科) |
田上 美千佳 | (国立大学法人東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科) |
皆さんは臨床で「あの人はどうしてあのような行動をとるのだろう?」と疑問に感じたことはありませんか?「精神状態が悪いから」という一言で片づけることもできるのですが、そのような疑問を理解する、解決する一つの糸口として、精神力動論(以下、力動論)があります。力動論では、無意識の「心」の動きに注目して、その人がどのような心の状態にあり、行動に現れているのかを理解していきます。本ワークショップは、精神看護の臨床にたずさわる看護師としてのアセスメント能力の向上を図ることを目的とします。最初に力動論の簡単な解説を行います。続いて、事例を参加者の皆様と読み、事例を読み解くときに力動論をどのように適用していくのかを学びながら、事例で展開されている患者さんの心の動き、そして個人の理解だけでなく、家族の心の動きと行動を捉え、理解していきます。精神力動的に事例を理解する方法を学び、看護に活かしてみませんか?