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ご挨拶

このたび、第23回日本腎不全看護学会学術集会・総会を、2020年11月7日(土)・8日(日)の2日間、広島国際会議場において開催させていただくこととなりました。

大会メインテーマには『明(あかり)』の一文字を据え、サブタイトルを「それぞれの明かりを灯そう」としました。広島では、様々に明かりを灯し、人々の平和と幸福を祈ります。その明かりは過去から今へ人々を癒し、優しい気持ちにさせる大きな力を持っています。テーマには、看護が明かりのように人々の力となるよう、願いを込めています。

さて、安定した質の高い日本の透析治療は、患者の身体状況や生命予後を大きく改善しました。しかし、今も多くの患者が週3回の透析通院を余儀なくされ、長い時間を治療に費やします。療法選択はどうでしょうか。説明されたはずのさまざまな治療と治療による生活の違いは、いまだ患者に十分届いているとは言えません。さらに、患者の療養生活はどうでしょうか。高齢者や独居者が増えるなか、必要な社会支援はそれぞれの地域で異なり複雑で、患者や家族だけでなく医療者にも分りづらいものです。看護職が生活を支援するうえで、このような腎不全患者を取り巻く医療情勢や看護の現状を知ることは重要です。

本大会では、それぞれの立場から腎不全とともに生きる患者の生活に焦点をあてて、その患者にとっての「」は何であるのか、患者の「それぞれ(個別性)」のケアにつなぐ過程をディスカッションしたいと考えています。

また、それぞれの看護者が行ってきた看護を言語化し、明文化することで、質の高い腎不全患者への看護実践を明らかにすることを目指します。臨床の看護職にとっては、看護実践を言語化し表現することは、ややハードルが高いと感じられることかもしれません。しかし、本学会は、多くの臨床看護師と研究や教育現場にいる看護職が一堂に会す貴重な機会です。より多くの方々が互いに交流を深め連携することで、腎不全看護の実践と研究が発展することを期待しています。

そのほか、大会では腎不全に関連した他学会とのジョイント・セッションや、初心者・学生・他職種を対象にしたわかりやすいミニ・セミナー「初めてじゃけ~」「やってみんさい」「お好みセミナー」など、広島独自のプログラムを用意しております。

中国地区での開催は、今回が初めてとなります。広島県だけでなく岡山県、鳥取県、島根県、山口県の中国5県で、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

さいごに、2020年はナイチンゲール生誕200周年にあたります。ナイチンゲールが灯した一本のろうそくの明かりが絶望した兵士たちの安心と生きる希望となったように、本大会を通じ、皆様とともに少しでも多くの明かりを灯すことができれば幸いです。

第23回 日本腎不全看護学会学術集会・総会 大会長
水内恵子

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