学会長挨拶

平成28年度日臨技近畿支部医学検査学会を一般社団法人和歌山県臨床検査技師会担当のもと、2016年5月14日(土)~5月15日(日)の2日間、和歌山市の「和歌山県JAビル」並びに「新橘ビル」において開催させていただきます。和歌山県担当としては平成24年度にも南紀白浜で“学びと癒し”の学会を運営させていただいたところですが、次回学会も担当県として務めさせて頂きます。近畿支部医学検査学会は通常秋に開催されていますが、今回我々が担当します学会は平成28年度日臨技医学検査学会(全国学会)が9月に神戸で開催されるため、同時期に開催することを避け春に開催することに致しました。変則的な開催でありますが、多くの会員に参加して頂けるよう交通の利便性を考慮しJR和歌山駅徒歩1分の会場を用意しました。

例年本学会は、新人技師からベテラン技師まで幅広く参加されております。今回は特に次世代を担う技師が、本学会で成長してもらえるように、学会のテーマを「臨床検査の進む道」~高めよう検査力!育てよう人間力!~と致しました。現在、日本臨床衛生検査技師会では検査説明、相談のできる技師育成や検体採取など、臨床の現場で患者さんと相対する業務が増加してきており、これからの臨床検査の可能性についても討論できればと考えています。なお、本学会は第59回日本臨床検査医学会近畿支部総会、第36回日本衛生検査所協会近畿支部学術研究発表会と同時開催となっており、3団体共同セッションとしてR-CPCも行う予定にしています。

学会での学術発表や活発な意見交換は、医療人あるいは社会人としての技師を大きく成長させ、そこで繰り広げられる議論が臨床検査の発展にも繋がり、最終的に社会貢献できる臨床検査技師の育成に通じると信じております。

最後に、第55回学会が終了してから本学会の開催までの期間が短く発表演題の準備に苦慮されると思いますが、開催の趣旨をご理解いただき、多数の演題登録にご協力お願い致しますと共に、学会当日も多数の会員の方々がご参加いただけますよう重ねてお願い申し上げます。

平成28年度 (第56回)
日臨技近畿支部医学検査学会

学会長  竹中 正人

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