世話人挨拶

この度、第23回全国済生会糖尿病セミナーを、2016年8月27日(土)に栃木県宇都宮市で開催いたします。北関東で初めて、もちろん栃木県で初めての開催であります。このような機会を頂きましたことは当院にとって大変光栄なことであり、代表世話人の渥美義仁先生をはじめ、顧問・世話人の諸先生方に厚く御礼申し上げます。

栃木県総合文化センターを会場とし、広く全国にある済生会病院・診療所で、日々糖尿病診療に当っている医師、看護師をはじめとしたスタッフの皆様を宇都宮に迎え、ディスカッションや情報交換を行う機会を用意させて頂くことにより、済生会全体の糖尿病診療に貢献させて頂ければと願っております。

糖尿病診療は日々多面的に進歩しており、新しいエビデンスが示され、CGMをはじめ新しい検査が広がり、また新しい機序の糖尿病薬が使えるようになっております。このような進歩に遅れることなく糖尿病診療レベルを向上させるためには、現場での多職種の連携、つまりチーム医療が不可欠です。そこで、今回のテーマは「チームで考える糖尿病診療 ~新しい知識、療養支援、ケアチーム、そして地域貢献~」と致しました。

基調講演は渥美義仁先生にご講演を賜り、済生会の目指すべき「糖尿病診療・ケア」についてご教授頂きます。ワークショップは二つ設け、それぞれ「糖尿病ケアチーム活動」と「カーボカウント」をテーマとし、意見交換を行いたいと思います。ランチョンセミナーでは、SGLT-2阻害薬とバイオシミラーインスリンという2つの新しい薬物を取り上げ、最新の薬物治療についてご講演頂きます。

特別講演は、朝日生命成人病研究所 大西先生 そして岩本先生に、「進化する糖尿病治療-その課題と展望-」をテーマにご講演を賜ります。

尚、ワークショップと特別講演は、地域の医療関係者にも公開し、済生会全体のみならず、地域全体の糖尿病診療に貢献させて頂ければと考えております。

宇都宮駅までは、東北新幹線にお乗り頂ければ、東京駅からおよそ1時間程です。お時間があれば、翌日にでも日光国立公園や世界遺産「日光の社寺」などをお巡り頂くことも可能と思われます。

多くの方々にご参加頂くことで、活発な議論と交流の場となる糖尿病セミナーを目指し、準備しております。皆様のご参加を心からお待ち申し上げております。

第23回全国済生会糖尿病セミナー 世話人

藤田 延也

栃木県済生会宇都宮病院 糖尿病・内分泌内科 主任診療科長

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