ご挨拶

第18回近畿薬剤師学術大会 大会長 赤松路子

第18回近畿薬剤師学術大会は、平成27年8月29日(土)、30日(日)の両日に兵庫県薬剤師会が担当し、ポートアイランドの神戸ポートピアホテルで開催させていただきます。

この学術大会は、近畿2府4県の薬剤師会が協力し、毎年、日本薬剤師会学術大会が近畿で開催される年を除き開催しております。多分野に亘って活躍している薬剤師が一同に集まり、著名な方の講演を聴いたり、業務を通じて修得した知識を共有、研鑽し、資質の向上に努めることを目指すとともに、薬剤師が、地域住民の方々に対してさらに良質な医療の確保と提供に寄与することを目的としています。

今、薬剤師を取り巻く環境は、大きな変革期にきていると思われます。薬剤師という職能が、如何に地域と関与することが可能か、生き残りを含め問われています。私ども薬剤師の職能は多岐にわたっていますが、薬剤師同士の職域の繋がり、他職種の方々との連携が、我々薬剤師が薬剤師として機能を発揮していく上での重要な課題となります。大会では、これらの状況を鑑み、もう一度過去を振り返り、未来に向け出発していくことを考えます。

今回のテーマである“be inspired ”「未来に向かって薬剤師精神をふるい起こすとき」まさにこれにあたると思います。

平成27年は、阪神淡路大震災から20年にあたります。神戸の地は表向き震災の爪痕はありません。

ボランティア元年と言われるこの震災で、薬剤師がどう関わって貢献できたかを考え、また、災害における薬剤師の活動を、今後起こるであろう大きな災害において、如何に行動すべきかを考える場にもしていただきたいと思います。

8月の暑い時ではございますが、是非とも兵庫県神戸の地に足を運んでいただき、薬剤師の未来を語らい、市内の観光、夜景、お食事、温泉等を楽しんでいただければと、皆様のご参加を兵庫県薬剤師会一同お待ち申しております。

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