第1回国際キャッスルマン病シンポジウムは、新型コロナウイルスの感染拡大状況をふまえ、WEB上にて開催させていただくこととなりました。
詳細は、随時当ホームページにてご案内させていただきます。
現地での開催を断念することとなり誠に残念ではございますが、より充実したWEBならではのシンポジウムを楽しみにお待ちください。
会長 吉崎 和幸
ご挨拶
第1回国際キャッスルマン病シンポジウム開催に向けて
―キャッスルマン病の国際研究の幕開け、Opening international symposium on Castleman disease―
このたび、世界で初めて開かれる第1回国際キャッスルマン病シンポジウムを2021年8月から10月にオンラインで開催させて頂くことになり、大変光栄に存じます。世界中の研究者が一堂に会し、研究成果の紹介、情報交換及び討論を行う場にしたいと存じます。
当初2020年の開催を予定しましたが、COVID-19の感染拡大のため延期すると同時に一同に会するシンポジウムではなく、オンライン開催と致しました。むしろ、より充実したオンラインならではの開催にぜひご参加願います。
キャッスルマン病は1956年B. Castlemanが症例を提示して以来、病理学的研究が主となって進行してきました。1986年に本疾患がIL-6の産生異常症であることが報告され、2012年には、米国でDavid FajgenbaumやFrits van RheeらによりCastleman Disease Collaborative Network (CDCN)が設立され、国際的疫学調査や臨床・基礎的研究の推進、患者支援など、総合的な研究活動が行われるようになりました。その結果、キャッスルマン病が急速に世界に認知されるようになり、臨床医や研究者も増えつつあります。
我が国でも2015年に厚生労働省の難治性疾患政策研究に初めて公的研究組織が認められ、2018年4月、キャッスルマン病が331番目の指定難病として承認され、一般的に知られるようになってきました。また、血液専門分野ばかりでなく、膠原病やリウマチ専門分野でも診療医が増えてきました。
このような状況において、国際的な疫学研究などの状況を共有し討議することは極めて意義深いと考え、開催を企画した次第です。特に若手や国内外の研究者の方々へこのような場を提供し、一層飛躍する機会を設けることを目的とします。
特別講演では、IL-6の発見者で、世界で初めてキャッスルマン病治療に用いられたトシリズマブ(アクテムラ)の開発に貢献された大阪大学の岸本忠三先生の御講演とキャッスルマン病の患者であり、キャッスルマン病研究及び患者支援の組織であるCDCNの創始者であるD. Fajgenbaum先生のドラマチックな講演が予定されております。シンポジウムではキャッスルマン病に関する話題が網羅されております。そして、キャッスルマン病を研究する世界の先生方との交流の場にしていただければと考えております。
皆様にとって実りの多いプログラムとなっております。本シンポジウムにより、キャッスルマン病及び関連疾患について十分な知識を得て頂きたいと存じます。そして、世界からヒントを得て、明日の診療、研究に役立てて頂ければ幸いです。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
第1回国際キャッスルマン病シンポジウム
会長 吉崎 和幸
大阪大学名誉教授
開催概要
会議名称
第1回 国際キャッスルマン病シンポジウム
The 1st International Symposium on Castleman Disease (ISCD2021)
会長
吉崎 和幸
大阪大学 名誉教授
大阪大学産業科学研究所 特任教授
オンデマンド配信
2021年8月13日(金)~ 10月31日(日)
ライブディスカッション
1日目:2021年9月16日(木)21:00~22:50
2日目:2021年9月17日(金)21:00~22:50
開催地
WEB配信
プログラム(予定)
Each presentation will be prerecorded and watched beforehand on the website throughout the on-demand period.
Some sessions written as (Live Discussion & On-Demand) will have live-discussions on specific dates (Sep 16 & 17) . See Live Discussion Time Table for the detailed timetable.
(Feb, 2021 Provisional)
Special lecture(On-Demand)
Discovery of IL-6 and Anti-IL6R therapy of Castleman Disease and Cytokine release syndrome (CRS)
- Chairperson
- Kazuyuki Yoshizaki (Japan)
- Speaker
- Tadamitsu Kishimoto (Japan)
Plenary lecture(On-Demand)
- Speaker
- David Fajgenbaum (USA)
Symposium 1(Live Discussion & On-Demand)
Pathology of Castleman disease
- Chairperson
- Naoya Nakamura (Japan)
Amy Chadburn (USA) - Speaker
- Ahmet Dogan (USA)
Amy Chadburn (USA)
Megan S. Lim (USA)
Yasuharu Sato (Japan)
Noriko Iwaki (Japan)
Symposium 2(Live Discussion & On-Demand)
Related diseases on Castleman disease
- Chairperson
- Kazuichi Okazaki (Japan)
Pier Luigi Zinzani (Italy) - Speaker
- Eric Oksenhendler (France)
Jean François Rossi (France)
Thomas Uldrick (USA)
Hiroshi Kawabata (Japan)
Yasufumi Masaki (Japan)
Mitsuhiro Kawano (Japan)
Chiaki Nakaseko (Japan)
Symposium 3(Live Discussion & On-Demand)
Management of Castleman disease
- Chairperson
- Hiroshi Kawabata (Japan)
Eric Oksenhendler (France) - Speaker
- Jean François Rossi (France)
Thomas Uldrick (USA)
Kazuyuki Yoshizaki (Japan)
Frits Van Rhee (USA)
David Fajgenbaum (USA)
Atsushi Kawakami (Japan)
Kazue Takai (Japan)
Hisanori Umehara (Japan)
Tomoki Suichi (Japan)
Symposium 4(Live Discussion & On-Demand)
Basic, clinical, epidemiological research
- Chairperson
- David Fajgenbaum (USA)
Ruth-Anne Langan (USA) - Speaker
- David Boutboul (France)
Taku Kambayashi (USA)
Kazuko Uno (Japan)
Tomohiro Koga (Japan)
PJ Utz (USA)
Patricia Tsao (USA)
Yoshikane Kikushige (Japan)
Sheila Pierson (USA)
Symposium 5(Live Discussion & On-Demand)
Epidemiology in the world and in every country
- Chairperson
- Munshi Nikhil (USA)
Mary Jo Lechowicz (USA) - Speaker
- Munshi Nikhil (USA)
Mary Jo Lechowicz (USA)
Matthew Streetly(UK)
Eric Oksenhendler (France)
Pier Luigi Zinzani (Italy)
Raymond S. Wong (HongKong)
Yeow Tee Goh (Singapore)
David Simpson (New Zealand)
Henry Miles Prince (Australia)
Seok-Goo Cho (Korea)
Shingo Yano (Japan)
Case discussion(Live Discussion & On-Demand)
- Presenter1
- Naoya Nakamura (Japan)
- Discusser
- Megan S. Lim (USA)
Pier Luigi Zinzani (Italy) - Presenter2
- Raymond S. Wong (HongKong)
- Discusser
- Megan S. Lim (USA)
Pier Luigi Zinzani (Italy)
Special Session(Live Discussion & On-Demand)
COVID-19 and Castleman disease
Luncheon Seminar 1(On-Demand)
- Chairperson
- Sunita D. Nasta (USA)
- Speaker
- Frits Van Rhee (USA)
Luncheon Seminar 2(On-Demand)
- Chairperson
- Naoki Hosen (Japan)
- Speaker
- Atsushi Kumanogoh (Japan)
DVD presentation(On-Demand)
- Commentator
- David Fajgenbaum (USA)
Poster Session
(Live Discussion & On-Demand Viewing)
運営事務局
第1回 国際キャッスルマン病シンポジウム運営事務局
株式会社日本旅行 大阪法人営業統括部 MICE営業部
〒541-0051 大阪市中央区備後町3-4-1 山口玄ビル6F
TEL:06-4256-3869 FAX:06-6204-1763 E-MAIL:iscd2020@nta.co.jp