第39回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会

この度、彩の国・埼玉県さいたま市（大宮）で第39回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会(JABTS39)を開催させて頂くことになりましたのでご挨拶申し上げます。

今回の学術集会では、乳腺・甲状腺だけでなくあらゆる体表臓器をBモードで“細に”、カラードプラ、エラストグラフィでは“彩に”みて診断することをテーマとしました。超音波診断の基本画像はBモードですが、体表領域では高周波リニア探触子を用いるため病変を細かく観察することが可能です。最近では20MHｚ以上のさらに高周波の探触子も使用できるようになり更なる診断能の向上が期待されます。一方でBモードだけでは診断が難しい症例でもドプラモードによる血流評価やエラストグラフィによる組織弾性診断を付加することでより精度の高い質的診断が可能です。これら超音波の特性を最大限に活用した体表臓器全般の超音波画像診断について一緒に学んでいきたいと思います。

一般演題をはじめ、JABTSの各委員会や研究部会の企画やパネルディスカッションなどの白熱した発表、講演や活発な討議を期待致します。

目玉企画として“体表縦断～ウルトラサウンドクイズ～”を開催致します。たくさんの方々に参加してもらい、一緒に考え、楽しく勉強してもらえるよう、乳腺、甲状腺だけでなく皮膚・皮下組織、唾液腺、リンパ節そして超音波の基礎などの領域から、基本～応用まで幅広く超音波に関する問題を出題します。成績優秀者には素敵なプレゼントを用意していますので、専門分野だけでなくいろいろなジャンルのクイズに参加し、チャレンジしてください。

学術集会の開催期間は秋分の日を含む2017年9月23，24日の両日ですが、2日目の午後には同会場にて日本超音波医学会主催の『超音波診断講習会～乳腺』も予定していますので併せてご参加ください。

会場の大宮ソニックシティは大宮駅（さいたま市）西口からすぐにあり、東京都内からJR在来線で20～30分以内、新幹線も利用できます。交通のアクセスはきわめて良好ですので、全国から多くの皆様のご参加を心よりお待ちしています。