このたび、第8回日本性差医学・医療学会を徳島市で開催させていただくことになりました。男女においては、その生理機能、疾病構造、治療に対する反応性等において同一ではなく、医学研究や薬剤の開発においても、この点に留意した対応が求められます。本会のミッションは、基礎と臨床を問わず、また内科系と外科系を問わず学際的な立場から、その疾病や治療法の男女差を研究し、実地臨床に反映することであります。また、男女共同参画の観点から、女性の医療従事者への支援事業の展開にも力を入れています。
今回は8回目であり、産婦人科領域の私が会長を務めさせていただくことになりました。そこで、学会テーマとしては「リプロダクティブヘルスと性差」とさせていただき、リプロダクションを中心とした性差医学・医療の現状と課題を考える学術講演会にしたいと思います。
つきましては、何卒ご支援賜りますようお願い申し上げます。
第8回日本性差医学・医療学会学術集会
会長 苛原 稔
(徳島大学大学院 産科婦人科学分野)