大会事務局

logo東京学芸大学
芸術・スポーツ科学系
養護教育講座
〒184-8501
東京都小金井市貫井北町4-1-1
E-mail:jash66@u-gakugei.ac.jp
担当:荒川 雅子

運営事務局

株式会社プランドゥ・ジャパン
E‐mail:jash66@nta.co.jp
担当:小幡・大谷

ご挨拶

一般社団法人日本学校保健学会の第66回学術大会を、2019年11月29日から12月1日にかけて国立オリンピック記念青少年総合センターで開催いたします。

大会メインテーマは、「School Health for All and a Sustainable Future(全ての人々の健康と持続可能な未来のための学校保健)」としました。その趣旨は、個人的なことで恐縮ですが、約10年にわたりラオス国立大学教育学部教員と日本の共同研究者と協働して、エコヘルス教育を教員養成大学のカリキュラムに導入すべく取り組んできたことに由来します。私たちが考えるエコヘルス教育とは、社会開発、生態系・環境、人間の生活活動・ライフスタイル、健康の相互依存関係を理解し、持続可能で発展的な調和を実現するための教育です。この理念は「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に示された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)と共通しており、学校保健こそSDGsに大きく貢献できると考えています。

さらに副題の「多様化・複雑化するグローバル社会と身近な社会の現実を生き抜く若者を育てる」は、世界情勢、社会環境や生活様式が急激に変化し、科学技術が急速に発展している時代において、子供の健康と安全を守るためには、「次代を見据えた学術的知見を創出していくことが,本学会には求められている」という第63回学術大会の問題意識を引き継いだテーマです。この時代要請に応える学校保健学とはどのような学問であるべきか、を問う必要があるとの思いからです。そのために「融合学術領域としての学校保健学の可能性―人文社会科学と自然科学、理論と実践を串刺しする」というシンポジウムを考えています。

また、課題別セッションを設けて要望演題を募集します。キーワードは、SDGsの「包摂性」を表した標語no one left behind(誰一人取り残さない)に呼応して「健康と社会の多様性を包摂するケアリングと学びのコミュニティとしての学校とはどのようなものか」を議論するためのトピックを多く選びました。さらに、若手が発案し若手の運営による若手のためのセッションを計画中です。教育講演は、以上の学術大会のテーマの趣旨にそった講演を予定しています。

最後に、本学術大会の場が、子供たち、教員や保護者、そしてより多くの人々の健康と福祉のために日々実践し、研究されている方々にとり、有意義な交流の場になることを心より願っています。そのために実行委員の先生方と共に、多くの皆様に足を運んでいただける充実した大会となるように、準備を重ねていく所存です。

一般社団法人日本学校保健学会 第66回学術大会
学術大会長 朝倉 隆司(東京学芸大学 教授)

PAGE TOP