ご挨拶

皆様、こんにちは。このたび、一般社団法人日本学校保健学会の第69回学術大会を、2023年11月10日(金)~12日(日)に、東京都渋谷区広尾にあります聖心女子大学キャンパスにて対面にて(一部オンディマンドも利用予定)開催することとなりました。

2019年以来の対面開催となる今回のテーマは、「新たな時代に向けた学校保健の再考と創造 -広く、深く、そして豊かに-」です。新型コロナウイルス感染症の拡大により、世界の情勢は大きく変化しました。学校保健の分野においては、様々な現実的対応に迫られるとともに、改めてその重責を再認識するに至りました。予測不可能な時代や Society5.0 の社会を踏まえたあり方も求められています。このような背景から、学校保健の役割をあらためて再考し、ポストコロナといわれる新しい時代の学校保健のあり方を皆さんとともに考えていきたいと思います。

聖心女子大学での学術大会の開催は今回で2度目となります。ちょうど10年前の2013年11月には、当時恩賜財団母子愛育会 日本子ども家庭総合研究所所長・東京大学名誉教授衞藤隆先生を学術大会長として「連携と協調の時代の学校保健」をテーマとしての開催でした。ここで掲げられた「連携と協調」は、今もそしてこれからの時代も重要な課題であるように思われます。そのことも意識しながら、今回の学術大会では、私の恩師である筑波大学名誉教授森昭三先生と衞藤隆先生には、大会顧問としてご助言をいただきながら準備を進めています。

学術大会では、参加者の意見交換が重要です。口頭での一般発表、ポスターでの一般発表はもちろん、今回のテーマに関連するシンポジウムや教育講演を準備いたします。また、感染症対策を十分に取りながら、情報交換会(かつての懇親会)も企画予定です。さらに、対面で参加できない方のために、一部の内容をオンディマンドで提供できるように検討中です。

参加者の皆様にとって有意義で、社会に貢献できる学術大会にしたいと考えております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

一般社団法人日本学校保健学会第69回学術大会大会長
聖心女子大学 現代教養学部 教授
植田 誠治

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