開催概要

大会長挨拶

大会長 佐々木 啓一:東北大学大学院歯学研究科 口腔システム補綴学分野

第123回学術大会・総会の運営を担当させていただきます東北大学を代表してご挨拶を申し上げます。

第123回大会は、古谷野潔前理事長、そして矢谷博文理事長のご高配により、本学会からの東北復興支援という意味合いで、仙台の地で開催させていただくこととなりました。私ども東北大学にとっては、鹿沼晶夫先生(歯学部歯科補綴学第二講座・教授:当時)が大会長を務められた第99回大会(1998年5月)以来、15年ぶりの学術大会担当となり、大変に栄誉なことと感謝いたしております。

大会は、矢谷理事長が掲げられました「補綴歯科から発信する医療イノベーション」をメインテーマとし、窪木拓男学術委員長をはじめとする学術委員会の先生方の卓越した先見性とご尽力により、次代の研究、歯科医療を拓く素晴らしい企画が盛り込まれた内容となっています。過去の大会と同様、本大会を成功裡に終わることができますよう、私ども担当校一同、会場等の準備と当日の運営に頑張っていきます。しかしながら私を含めまして東北大学スタッフは、これまで学会の会務や学術大会等の運営に携わった経験が少なく、学術大会が年1回化なされた115回大会以来、大規模となってきた本学会の学術大会の運営には些か不安も抱えております。矢谷理事長、窪木学術委員長、そして執行部、学術委員会の先生方のご指導を賜りながら、精一杯準備いたしますので、温かい目で見ていただければ幸いです。

さて、2011年3月11日の東日本大震災発災以来、全国の皆様からの多大なるご支援に支えられながら、少しずつ復興が進んでいます。しかし、福島原発を含め、復旧へ向けての有効な手段を見いだせない状況のところ、あるいは仮設住宅や健康福祉等、被災者救済の問題も未だ山積しています。仙台でも、今もなお改修・復旧工事中の建物等が多々ありますし、私ども歯学研究科の建物を含め、資材、人件費の高騰で工事に入れないところもあります。これら被災地の現状を是非、ご実感いただければとも思っています。

でも東北は元気です。2013年は楽天球団の日本シリーズ制覇、J1ベガルタの活躍、朝ドラの「あまちゃん」などで地元は活気づいています。また、全国的には無名ですが、伊達政宗の命を受け、支倉常長ら慶長遣欧使節団がサン・ファン・バウティスタ号に乗り込み、石巻からメキシコ、スペイン、ローマへと出帆してから400年、東北大学が我が国初の女子大学生を受け入れてから100年と記念すべき年でもありました。牛タンや金華山沖のマグロ、それに地酒などで国分町も連日賑わっています。

会期となります5月下旬は、「杜の都」の名に恥じず、仙台市内は青葉通、定禅寺通をはじめ街中が新緑に包まれるシーズンです。学会だけではなく、食や観光、文化・歴史など、仙台・東北を楽しんでいただけるものと思います。多数の方々のご来仙をお待ちしております。

但し、このところ仙台市内のホテルは復興支援の方々の需要でかなり満杯に近い状態が続いています。また飲食店も、良いところはいつも結構、混んでいます。早めにご予約くださいね。

開催概要

会 期

平成26 年5 月24 日(土),25 日(日)

会 場

仙台国際センター (〒980-0856 宮城県仙台市青葉区青葉山)

プログラム・日程

平成26年5月23日(金)
理事会・総会・専門医筆記試験・懇親会
平成26年5月24日(土)
講演・口頭発表・ポスター発表・
専門医ケースプレゼンテーション・企業展示等
平成26年5月25日(日)
講演・口頭発表・ポスター発表・
専門医ケースプレゼンテーション・企業展示等

組 織

大 会 長 : 佐々木啓一 (東北大学 口腔システム補綴学分野 教授)
実行委員長 : 小山 重人 (東北大学 口腔システム補綴学分野 准教授)
準備委員長 : 小川  徹 (東北大学 口腔システム補綴学分野 講師)

大会事務局

東北大学大学院歯学研究科 口腔システム補綴学分野
〒980-8575 仙台市青葉区星綾町4-1
E-mail:jps123@dent.tohoku.ac.jp   FAX:022-717-8371
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