大会長挨拶

2027年5月29日(土)、第29回日本母性看護学会学術集会を京都橘大学にて開催する運びとなりました。本学術集会のテーマは、「未来の話をしよう。2040 地域で支えるウイメンズヘルス」です。

2040年には、65歳以上の高齢者人口がピークの35%に達し、女性の平均寿命は90歳に迫ると推計されています。出生数や労働人口の減少がさらに進行し、 新たな家族のありかたを後押ししていくことが予想されています。社会構造が変化していく未来において、人々が住み慣れた地域で暮らし続けるためには、ウイメンズヘルスに関する健康相談や、必要な医療へアクセスできる環境が不可欠です。同時に、テクノロジーやAIを活用した効率的なケアの創出や、社会的困難や病を抱える人々をくらしの場で支える仕組みも求められます。

高齢化に焦点が当てられがちな日本の保健医療政策ですが、本学術集会では、将来の成育環境やウイメンズヘルスの状況を見据えた議論を展開してまいります。大会テーマである「未来の話をしよう」には、社会構造が変化する移行期にこそ、学会員の皆様はもちろん、多様な専門職者や市民の方々が学際的な知恵を持ち寄り、ウイメンズヘルスと看護の可能性について活発に語り合う場にしたいという願いを込めています。

特別講演、教育講演、シンポジウムを通して議論を深めるほか、今回は初の取り組みとして「交流集会」を企画いたしました。大会テーマに関連した話題を広く募集し、活発な意見交換を通して新たな知や実践・教育・研究のヒントを得る機会となれば幸いです。

オンデマンド配信を行う講演や教育セミナーは、ご活躍の先生方を講師にお迎えし、これまでより長い約2か月間の配信期間としました。CLoCMiP®研修としてもご活用いただけます。

歴史のあるこの京都の地に皆さまをお迎えし、未来を語り合うことを心よりお待ち申し上げております。

第29回日本母性看護学会学術集会 大会長
京都橘大学看護学部 , 母性看護専門看護師
長坂桂子

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