当番校挨拶

第56回全国大学保健管理研究集会を開催するにあたり、当番校よりご挨拶申し上げます。
全国大学保健管理研究集会は、全国の大学の保健管理施設を担当する教職員が一堂に会して、大学における保健管理に関する調査・研究の成果を発表し、また、相互の連携・協力のもとに、日常業務に役立つような研修・啓発を行う場として毎年開催され、多くの方々に参加いただいております。
今回、東京大学が本研究集会の当番校を仰せつかり、責任を感じつつも心より楽しみたいと考えております。

東京大学が研究集会を担当させていただくのは、2002年の第40回大会以来で、16年ぶりとなります。前回は代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで行い、320機関約860人の方にご参加いただきました。

この16年間で大学を取り巻く環境は大きく変化しております。大学における保健管理業務は学生や教職員の心身の健康の維持や増進を図ることを基本としつつも国際化や多様性の拡大により業務の範囲も大きく広がってきました。留学は学生にとっては代表的な国際交流活動ともいえますが、今まで以上に送り出す側のサポート体制も求められるようになってきています。また受け入れ留学生の増加により様々な出身国にあわせた健康管理や、日本における生活のサポート、文化・習慣など多様性を踏まえたメンタルヘルスへの対応など、大学保健管理施設が求められる役割は大きく広がってきています。

これら重要課題を今回の共通テーマ「広がる国際社会における大学保健管理」に掲げ、それぞれの分野で活躍されている先生方に、特別講演、教育講演、シンポジウム等でのご講演をお願いいたしました。大学が抱えている様々な課題について、各大学の先進的な取り組みを共有していただき、今後の保健管理業務のお役に立てる場になればと思っております。

2020年のオリンピック開催に向け、東京は活気に満ちあふれています。研究集会へのご参加にあわせて、躍動感あふれた東京の街もお楽しみ下さい。

多くの方々と東京でお会いできますことを楽しみにしております。

第56回全国大学保健管理研究集会 運営委員会

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