プログラム・日程表

主要プログラムのお知らせ
(プログラム情報は随時更新してまいります)

特別講演

1. 沈みゆく大国アメリカ~逃げ切れ!日本の医療~

8月25日(土) 14:15〜15:45  ホール B7

座長:
齊藤 匡 (国保多古中央病院小児科)
演者:
堤 未果 (国際ジャーナリスト)

国際ジャーナリスト。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒業。ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号。国連、米国野村證券を経て現職。米国の政治、経済、医療、福祉、教育、エネルギー、農政など現場から幅広く取材。マスコミが伝えない真実を、執筆、講演、メディアなどで発信中。「ホンマでっか?! TV」「朝まで生テレビ」「NHK クローズアップ現代」など出演多数。2006 年に「アメリカ弱者革命」で日本ジャーナリスト会議黒田清賞。2008 年「ルポ貧困大国アメリカ」(3部作)で中央公論新書大賞、2009 年に日本エッセイストクラブ賞。多数の著書は海外でも翻訳され高く評価されている。新刊に「アメリカから自由が消える増補版」(扶桑社)「核大国ニッポン」(小学館)。夫は参議院議員の川田龍平氏。

2. 小児科プライマリケアの課題と将来

8月25日(土) 16:00〜17:00  ホール B7

座長:
横田俊一郎 (横田小児科医院・日本外来小児科学会会長)
演者:
佐藤 好範 (さとう小児科医院・千葉県小児科医会会長)

少子高齢化の進む中、小児の疾病構造の変化も顕著になり、子どものためのプライマリケアを担う小児科医の役割も、子どもの代弁者となり、地域の子どもの健全な心身の発育のために育児支援をおこない、医療・保健・福祉の推進へとシフトしてきました。1次・2次医療機関、行政機関、教育機関、地域社会などと連携し、ネットワークを構築し、その中心的な役割を果たすことも重要です。日本小児科医会が推進する地域総合小児医療認定医は、そのような小児プライマリケアを担う人材の育成を目指した認定医制度です。ここに将来の地域小児医療があります。

3. 子育てロックンロール 男性不妊を乗り越えて

8月26日(日) 9:00〜10:30  ホール B7

トーク:
ダイアモンド☆ユカイ
聞き手:
黒木 秀子 (読書教育法アニマシオン研究)

1962 年 東京生まれ。

1986 年、伝説のロックバンド「RED WARRIORS」のボーカルとしてメジャーデビュー。解散後は「ダイアモンド☆ユカイ」として、ソロ活動を開始する。

現在は音楽活動を中心に舞台・映画・バラエティー番組に出演するなど幅広く活動する。

2016 年にはミュージカル「ミス・サイゴン」にエンジニア役で出演し、帝国劇場のセンターに立つ。私生活では47 歳にして自身の男性不妊を乗り越え長女を授かる。

2011 年に自身の不妊治療と夫婦の愛と葛藤の日々を綴った「タネナシ。」を発刊し大きな反響を呼んだ。現在1女2男の父親

4. 子育て世代包括支援 ネウボラの実践モデルとしての世田谷区

8月26日(日) 10:45〜11:45 ホール B7

座長:
涌水 理恵(筑波大学医学医療系小児保健看護学)
演者:
保坂 展人(東京都世田谷区長・前衆議院議員)

世田谷区では5歳以下の子どもが年に1000人ずつ増えています。2011年に世田谷区長に就任した保坂展人氏は、日本のネウボラともいうべき子育て一括支援を積極的に進め、「世田谷モデル」として、全国に展開させることを考えています。保坂展人氏は自身の中学生時代の政治活動のために内申書の成績をオール1とされたことを提訴し、15年間「内申書裁判」を戦いました。その後、教育ジャーナリストとして活躍。更に、衆議院議員になり、子どものための24時間電話「チャイルドライン」の実現や児童虐待防止法の制定に尽力しました。

情報交換会

8月25日(土) 17:30〜 ホールE

全国から年次集会に参加した医師ならびにメディカルスタッフが一堂に会して、大いに日頃の関心事や新しい情報について語り合う場です。
17:30 までにホールE にお集まりください。パフォーマンス、来賓ご祝辞の順に進行します。

(公財)松山バレエ団総出演によるパフォーマンス

今年で創立70 周年を迎える松山バレエ団(総代表:清水哲太郎)は世界のプリマ森下洋子を擁し、日本を代表するバレエ団として活躍しています。また、松山バレエ学校は全国に支部を持ち、生徒・研究生2,000名あまりの活動は常に注目を集めています。
このたび、こどもたちの健康な生活と平和な未来を願って、松山バレエ団の踊り手たちが本学会に参集する皆様に美しいひとときをプレゼントしてくれることになりました。間近で見るクラシックバレエの鍛え抜かれた姿と動きをご堪能ください。

招待講演

1. グリーフケア

8月25日(土) 10:50~11:50  ホール D1

座長:
涌水 理恵 (筑波大学医学医療系小児保健看護学)
高畑 紀一 (一般社団法人 Plus Action for Children)
演者:
坂下 裕子 (子どもを亡くした家族の会 小さないのち)
田上 克男 (特定非営利法人SIDS 家族の会)

家族の喪失は当事者に何をもたらすのでしょう。家族を喪失した時、当事者はどのような感情を持ち、医療者に対して何を感じ、何を求めるのでしょう。そして、どのようにして、喪失の衝撃や悲嘆から回復するのでしょうか。この問題に長らく取り組んでこられた当事者の講師をお呼びして、皆さんとともに考えます。

2. 医療への暴言・暴力

8月26日(日) 13:15~14:45  ホール B5

座長:
涌水 理恵 (筑波大学医学医療系小児保健看護学)
演者:
三木 明子 (関西医科大学看護学部)

医療者への暴力行為は最近になり頻発しています。病院規模ではある程度の対策は進んでいますが、プライマリケアを担う診療所での対策は稀有であり、多くの診療所は暴力に対して無力といえます。暴力から地域医療を守り、医療者を守るためにどのような対策が必要でしょうか。今回はこの問題の第一人者である三木明子先生を招請しました。暴力被害は他人事ではありません。医療者には、暴力被害の危険が常に伴います。この講演を多職種の医療者に聴講いただくことで、明日からの診療所の運営、ケアあるいはサービスの提供に役立つものと確信しています。

シンポジウム

1. こどもの生活、こどもの世界

8月25日(土) 9:00~10:30  ホール B7

座長:
涌水 理恵 (筑波大学医学医療系小児保健看護学)
講演 こどもの発達と環境の役割 生活と遊びの質を問う

秋田 喜代美 (東京大学大学院教育学研究科)

対談 絵本・児童書から見るこどもの世界

秋田 喜代美 (東京大学大学院教育学研究科)
黒木 秀子 (読書教育法アニマシオン研究)

2. 一歩進んだ発達障害診療

8月25日(土) 9:00~10:40  ホール D5

座長:
市河 茂樹 (安房地域医療センター小児科)
がまん脳は鍛えない -発達障害の脳機能研究-

門田 行史 (国際医療福祉大学病院小児科)

発達障害診療 ~睡眠の視点から~

堀内 史枝 (愛媛大学医学部附属病院子どものこころセンター)

発達障害の薬物治療と地域へのバトンタッチ

鈴木 雄一 (福島県立医科大学医学部小児科)

この10年で『発達障害』が社会的に認知されるようになりました。育児相談や心の診療など、様々な形を取りながら、今や発達障害診療は小児プライマリケアの一部になっています。
今回は臨床の第一線にいる専門家をお招きして
1)発達障害研究の最前線 2)発達障害と睡眠障害 
3)発達障害と薬物治療   をテーマにシンポジウムを企画しました。
みんなで「一歩進んだ発達障害診療」を始めてみませんか?

3. 軽度外傷の初期診療:クリニックでどう取り組む

8月25日(土) 9:30~11:30  ホール D7

座長:
濱田 洋通 (東京女子医科大学八千代医療センター小児科)
植松 悟子 (国立成育医療研究センター救急診療科)
演者:
早野 駿佑 (北九州市立八幡病院小児救急センター)
植松 悟子 (国立成育医療研究センター救急診療科)
橋本 祐至 (うさぴょんこどもクリニック・千葉市立海浜病院小児科)
木村 翔 (埼玉県立小児医療センター集中治療科)

外因系疾患の診療は小児初期診療の4割を占めるともいわれています。プライマリケア医として外因系疾患の子供たちを可能な範囲でファーストタッチできることは重要ですが、どのように導入するか、何が必要か、安全の担保は?---迷いは多い。
このシンポジウムでは北米型ERスタイルで一つの窓口で小児初期診療を行っている施設の先生方に登壇してもらい、その経験をお話しいただきます。

4. 感染症 up to date - 若手・中堅の研究者からの情報発信

8月25日(土) 14:15-15:45  ホール D5

座長:
石和田 稔彦 (千葉大学真菌医学研究センター感染症制御分野)
演者:
長澤 耕男 (東千葉メディカルセンター)
大塚 岳人 (新潟大学小児科)
高梨 さやか (東京大学大学院医学系研究科発達医科学教室)

本ミニシンポジウムでは、感染症に関する基礎研究分野で素晴らしいお仕事をされている若手~中堅の3名の小児科医をお招きします。
長澤先生からは、次世代シークエンサーを用いたRSV等の呼吸器ウイルスの進化と流行予測について、高梨先生からは新規ノロウイルスワクチンの開発について、大塚先生からは抗菌薬とは異なったアプローチとしてのアンチセンス療法によるインフルエンザ菌などの細菌に対する治療法の開発について、お話いただき、会員の皆様に近未来の感染症対策に関する情報発信をしていただく予定です。

5. 希少遺伝性疾患の「早期発見」を考える

8月26日(日) 9:00~10:30  ホール D1

座長:
原  朋邦 (はらこどもクリニック)
演者:
本間 りえ (特定非営利活動法人ALD の未来を考える会) 
岡崎 俊文 (特定非営利活動法人全国ポンぺ病患者と家族の会)
奥山 虎之 (国立成育医療研究センターライソゾーム病センター)
小橋 孝介 (松戸市立総合医療センター小児科)
秋山 奈々 (千葉県こども病院こども・家族支援センター 認定遺伝カウンセラー)

医療の在り方を考えるに当たり、当事者である患者とその家族の参加は不可欠です。今回は希少遺伝性疾患の発見に関して、プライマリケアの視点から、医師、看護、患者の家族を交えた討議を企画しました。希少疾患はどのように発見され、初診を担当するかもしれない医師、医療従事者はどのように考えれば良いのでしょう。また希少遺伝性疾患の日常診療はどのようなものとなるでしょうか。当事者である患者とその家族は何を求めているのでしょう。今回の企画は、当事者研究の契機ともなると考えています。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

6. 園学校保健シンポジウム

8月26日(日) 9:00~11:30  ガラス棟 G409

谷村 聡 (たにむら小児科)

7. 食物アレルギー

8月26日(日) 9:00~11:30 ホール B5

-プライマリーケア医が行うアレルギー診療の向上に向けて- 
座長:
下条 直樹 (千葉大学大学院医学研究院小児病態学)
椿  俊和 (つばきこどもクリニック)
病診連携の実際:どのような患者を専門医に紹介するか

西本 創 (社会医療法人さいたま市民医療センター小児科)

プライマリーケア医における食物アレルギー診療の実際と課題

梅野 英輔 (梅野小児科内科医院)

食物アレルギーの栄養指導と支援

原  正美 (昭和女子大学生活科学部管理栄養学科)

食物アレルギーの予防としての離乳食の進め方

福家 辰樹 (国立成育医療研究センター生体防御系内科部アレルギー科)

食物アレルギー診療は、プライマリケアの分野でも適切に対応する必要があります。「正しい診断に基づいた必要最小限の原因食物の除去」が原則ですが、経口負荷試験は様々な理由で行いづらく、診療に悩むことも多いかと思います。一方で近年、食物アレルギーの予防という観点からの新しい知見もでてきました。本シンポジウムでは、負荷試験も含めてのプライマリケア医が行う食物アレルギー診療、食物アレルギー患者を紹介される立場の専門医の視点、食物アレルギーの予防の観点からの離乳食の進め方、そして実際の食事指導に取り組む管理栄養士の考え、についてエキスパートの先生方からお話をうかがいます。それぞれの立場から最新の情報を得ることにより、明日からの食物アレルギー診療に自信を持ってあたることができるプログラムと信じています。

8. ICT(情報通信技術)は地域医療に何をもたらすか
-オンライン診療・相談を中心に- 

8月26日(日) 13:15~15:00 ホール B7

座長:
黒木 春郎 (外房こどもクリニック)
橋本 直也 (株式会社Kids Public 小児科医師)
オンライン診療(遠隔診療)は地域医療に何をもたらすか 

久米 隼人 (厚生労働省医政局医事課 課長補佐)

オンライン診療の実際 

黒木 春郎 (外房こどもクリニック)

オンライン相談 家族は何を求めているのか 

橋本 直也 (株式会社Kids Public 小児科医師)

オンライン診療 保護者はどのように受け止めているか

佐々木 実輝子 (元筑波大学大学院看護科学専攻所属)

現状と将来 

豊田 剛一郎 (株式会社メドレー 代表取締役医師)

地域医療の視点から

目々澤 肇 (東京都医師会理事 医療情報担当)

私たちの生活の隅々にまで、ITは浸透しています。これからは地域医療もその例外ではありえません。オンライン診療とはビデオチャットを利用して、診療する方法です。おりしも今年から診療報酬にオンライン診療料とオンライン医学管理料が新設されました。このオンライン診療をどう生かせばよいのか、これは患者さんにどのように受け止められているのでしょうか。今回のシンポジウムではITの地域医療に何をもたらすかという概括から始まり、オンライン深慮の実際、さらに保険外でのオンライン相談事業もご紹介します。

9. 病児保育入門 育児讃歌への道

8月26日(日) 13:15~15:00 ホール D5

座長:
大川 洋二 (大川こども& 内科クリニック)
原木 真名 (まなこどもクリニック)
病児保育の考え方

大川 洋二 (大川こども& 内科クリニック)

病児保育開設

佐藤 里美 (病児保育室バンビーノ)

病児保育への疑問
愛着形成 

西岡 敦子 (病児保育室レインボーキッズ・西岡医院)

感染対策 

佐藤 勇 (病児保育室よいこの森)

安全管理

荒井 宏治 (病児保育室きりん)

少子化対策として保育所の増設が精力的に進められ、それに伴い病児保育施設も拡充充実が求められています。しかし病児保育に関する様々な疑問から新規の開設に躊躇する方が少なくありません。病児保育の開設や運営面での問題点、また病児保育にて保育をするにあたり、愛着形成への影響、お預かり中の感染対策、安全管理に疑問を持つ方が多いようです。しかし最近の実績、研究ではこれらの疑問にエビデンスをもってお答えできるようになってきました。本シンポジウムではこれから病児保育を開設する方を対象に、開設方法を含む様々な疑問にお答えいたします。

教育講演

1. 病気の子どもの気持ちを支えること

8月25日(土) 9:00~10:00  ホール D1

座長:
西垣 佳織 (聖路加国際大学大学院看護学研究科小児看護学領域)
演者:
副島 賢和 (昭和大学保健医療学研究科)

病気やけがで療養をするこどもたちは、どのようにその体験をとらえているのでしょうか。本教育講演では、注射や内服等の治療や処置のときにこどもたちが感じていること、病気や家族に対して思っていることなどを、こどもたちの目線に立って理解する機会を提供する。プライマリケアの場でも出会うことが多い、気管支喘息・アトピー性皮膚炎などで自分の体が思い通りにならない子どもたちの経験もご紹介頂く予定である。こどもたちの経験を理解することで、明日からの臨床場面での、みなさまと子どもたちとの関わりが、より豊かなものになると考える。

2. 川崎病の新しい話題

8月25日(土) 10:50~11:50  ホール D5

座長:
伊藤 純子 (国家公務員共済組合連合会虎の門病院)
演者:
森  雅亮 (東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科生涯免疫難病学講座)

3. 児童発達支援の実際と療育業界の動向

8月25日(土) 10:50~11:50  ホール B7

座長:
阿部 啓次郎 (あべこどもクリニック)
演者:
小田 知宏 (特定非営利活動法人発達わんぱく会)

児童福祉法に基づいた児童発達支援事業は、全国で6,000ヶ所を越えました。平成29年、厚生労働省はガイドラインを作成し、子どもの発達領域ごとに支援内容を明示するなど、運営指針を厳格化しました。ガイドラインに沿って運営している事業所の、発達支援の具体的な手法や、家族支援の効果をお示します。

皆様の近隣の児童発達支援事業を評価する視点の一つをお示しできればと思います。

また、この4月には報酬改訂があり、専門職を多数配置する児童発達支援事業所の報酬が上がりました。一方、軽度障害児を受け入れる放課後等デイサービス(学齢児が対象)の報酬が大幅に下がりました。「我が事・丸ごと」や「後方支援」など厚生労働省が考える今後の発達支援のあるべき姿と、全国児童発達支援協議会や業界大手の株式会社などの取り組みから見える療育業界の動向について説明します。

児童発達支援事業への参入を考えている医療法人の皆様の、参考材料になればと思います。

4. 子どもの眠り

8月25日(土) 14:15~15:15  ホール D 1

-身近でありながら認識されづらい「睡眠不足症候群」を中心に
座長:
津留 智彦 (つるこどもクリニック)
演者:
神山 潤 (東京ベイ・浦安市川医療センター)

5. 目からウロコ! 小児歯科から学ぼう

8月25日(土) 14:15~15:45  ホール D7

(離乳食から睡眠時無呼吸まで)
座長:
太田 文夫 (おおた小児科)
離乳食で口を育てる

演者: 外木 徳子 (とのぎ小児歯科)

口腔機能は、歯が生えることで発達していく。生え方には個人差が大きく、生えるのが遅い子に月齢を基準にした離乳食指導をすると、口腔機能育成に問題が生じてくる。咀嚼下手、嚥下下手が偏食の助長や成長障害にもつながり、歯並びや咬み合わせにも悪影響がでる。長じると口呼吸になり睡眠時無呼吸に進展する可能性もある。小児歯科の立場から、健全な口腔機能育成を促す離乳食の進め方を解説したい。

小児の睡眠関連呼吸障害は予防できるか?
-口腔顎顔面の成育と睡眠呼吸の関連性を追求して-

演者: 外木 守雄 (日本大学歯学部口腔外科学講座口腔外科分野)

小児の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)が注目されている。睡眠時に舌・気道周囲の軟組織が弛緩し気道を狭窄・閉塞して無呼吸が発生する。小児期の症状は軽いが、中高年になって有症状となる。低呼吸・無呼吸の習慣が付いてしまってからではOSA完治は難しい。そうなる前の成長期に良好な顎顔面形態を構築させると睡眠呼吸障害とそれに関連する疾患を未然に防ぐことが可能となると期待されている。今回、歯科における試みを紹介する。

6. 思春期 ネット・スマホ依存

8月25日(土) 15:30~16:30  ホール D1

座長:
市河 茂樹 (安房地域医療センター小児科)
演者:
樋口 進 (久里浜医療センター)

国内大規模調査で、インターネットの病的使用と思われる中高生は8.1%に のぼることが示されました。中学生の14%は休日に5時間以上ネットを利用しているそうです。ネットやゲームの病的使用は、子どもたちの時間、睡眠、運動能力、学業成績を損ない、時には日常生活を破綻させることもあります。
診察中もゲームを手離せない子ども、スマホ片手に引きこもっている子どもをどうしたらいいのか、依存の第一人者樋口先生と考えて見ましょう。

7. 子どものくつ~選び方とはき方の教育~

8月25日(土) 15:45~17:15  ホール D7

座長:
松田 隆 (まつだ小児科医院)
演者:
吉村 眞由美 (早稲田大学人間科学学術院 招聘研究員)

教育者として「靴教育・シューエデュケーション®」を推進・啓発している。日本では靴に関する教育が制度化されておらず、靴の正しい知識を得る機会がない。親は子どもに靴を買い与えておきながら、正しい履き方や選び方があることさえ知らない。今回は、その背景となる、歴史ある欧米の靴文化と日本の鼻緒文化との違いの比較、靴の選び方の基礎知識などを紹介し、小児科関係者にも靴教育に関心を持ってもらう切っ掛けにしたい。

8. 小児の画像診断 UP TO DATE

8月26日(日) 9:00~11:30  ホール D5

座長:
野上 哲夫 (野上小児科医院)
胸腹部のX 線診断

河野 達夫 (東京都立小児総合医療センター放射線科)

腹部救急疾患のエコー診断

内田 正志 (JCHO 徳山中央病院 小児科)

頭部外傷の診断の基礎

津田 恭治 (東京都立小児総合医療センター脳神経外科)

画像診断の知識と技術は、小児科一般診療所や救急外来など一次診療の最前線の現場でも必要ですが、どうしても自己流になりがちです。最新知識を学び直し、深めてみませんか。小児放射線科医の河野達夫先生には、胸腹部XP診断や外傷の放射線診断などについて、小児科医の内田正志先生には腹部救急疾患のエコー診断について、小児脳外科医の 津田恭治先生には、頭部外傷の診断の基礎について、実践的な御講演をしていただきます。画像診断の奥深さに目からうろこが落ちること、明日からの診療に更に自信がつくこと間違いなしです!

講習会

1. BEAMS Stage 1 講習会 要事前申込

8月26日(日) 10:45〜11:45  ガラス棟 G701

BEAMS とは?

被虐待児を早期に発見し、適切な医学的診断を行い地域へつなげることは、我々に課せられた重要な使命です。BEAMS =医療機関向け虐待対応プログラムは、3 つのステージで構成される子ども虐待に如何に対応すべきか学べるプログラムです。今回は、すべての医療関係者向けのプログラムである、BEAMS Stage 1 を開催します。「子どもの虐待って、どう対応したらいいの?」と困っている皆さん。この機会に是非受講していただき、日常診療に役立ててみてください。

司会:
濱田 洋通 (東京女子医科大学八千代医療センター小児科)
講師:
仙田 昌義 (国保旭中央病院小児科)

2. 医療倫理講習会(倫理委員会主催)

8月25日(土) 16:00〜17:00  ホール D5

小児医療従事者のための研究倫理
司会:
幸道 直樹 (医療法人こうどう小児科)
講師:
田代 志門 ( 国立がん研究センター社会と健康研究センター生命倫理研究室・
研究支援センター生命倫理部・中央病院臨床倫理支援室)

3. 医療安全講習会(質の向上委員会主催)

8月26日(日) 13:15〜14:15  ホール D1

小児科外来におけるインシデントの「傾向と対策」

日本外来小児科学会が実施している「インターネットを利用した小児科外来におけるインシデント全国調査(略称:LEAP Study)」に過去7 年間に寄せられた報告の分析結果を報告し、個人のスキルアップと多職種の連携で実施可能な対策について解説します。

講師:
齊藤 匡 (国保多古中央病院小児科)

小児AMR セミナー

共催: 日本小児感染症学会 AMR 臨床リファレンスセンター   
後援: 日本小児臨床薬理学会

8月26日(日) 9:30~15:30 (午後の部は要事前申込

抗菌薬適正使用の地域展開戦略

具  芳明 (AMR 臨床リファレンスセンター)
児玉 和彦 (こだま小児科)
荘司 貴代 (静岡県立こども病院小児感染症科) 
堀越 裕歩 (東京都立小児総合医療センター感染症科)
宮入 烈 (国立成育医療研究センター感染症科)
村木 優一 (京都薬科大学医療薬科学系臨床薬剤疫学分野 ほか)

参加方法

午前 講演 参加自由
午後 ワークショップ形式 事前申込

概要

薬剤耐性菌:Antimicrobial resistance: AMR の拡大は世界的な問題であり、抗菌薬適正使用は喫緊の課題である。本邦の抗菌薬処方の8 割を占める経口剤の適正化は、他診療科、薬剤師、市民、行政をまきこんだ地域展開が必要だ。こども達に抗菌薬を残すために、小児科医と感染症専門家はAMR 啓発のリーダーシップを期待される。本プログラムは講義、すでにAMR 対策を開始した地域の戦略紹介、グループ討議を行い、参加者が地域で実践できることをゴールとする。
本セミナーへの参加は日本外来小児科学会年次集会への参加が必要です。
本セミナーの午後のワークショップは小児抗菌薬適正使用加算の施設要件になります。

セミナー

1. 臨床統計セミナー

8月25日(土) 9:30~11:30

座長:
冨本 和彦 (とみもと小児科クリニック)
講師:
市原 清志 (山口大学大学院医学系研究科病態検査学)

2. 外来小児看護セミナー

8月25日(土) 10:20~11:50

座長:
藤岡 寛 (茨城県立医療大学保健医療学部小児看護学)
「あれ?」と思う子どもと家族への看護

講師: 石井 由美 (東千葉メディカルセンター)

3. 医学生・研修医ネットワーク「こどもどこ」セミナー

8月25日(土) 14:15~16:45

発達障害(神経発達症(群))の子どもたちとそれをとりまく社会(予定)
コーディネーター:
宮城 孝雄 琉球大学医学部 医学生 (こどもどこ代表)
庄司 夕季乃 日本大学医学部 医学生(こどもどこ副代表)
サポーター:
岡本 茂 若手医師・研修医支援委員会 委員長

* 詳細につきましては、こどもどこのHP(http://kodomodoko.wixsite.com/pediatrics)で順次、更新してまいります。

4. 質的研究セミナー

8月25日(土) 15:30~16:30

外来スタッフが研究を行うための具体的方略
座長:
涌水 理恵 (筑波大学医学医療系小児保健看護学)
講師:
藤岡 寛 (茨城県立医療大学保健医療学部小児看護学)

5. 大阪小児科医会・小児在宅医療セミナー

8月26日(日) 10:45~11:45

模擬症例の診療報酬を算定してみよう

講師: 大阪小児科医会 在宅小児医療委員会委員長 春本 常雄 他

6. スタッフ向けセミナー

8月26日(日) 13:15~14:15

座長: 藤森 誠 (藤森小児科)

保育施設の深刻事故予防で外来小児科にお願いしたいこと

講師: 掛札 逸美 (特定非営利活動法人保育の安全研究・教育センター代表 心理学博士)

保育園においては、子どもの安全と健康を守ることが基本である。しかし、保育施設に寄せられる保護者のニーズが多様化する中、施設が子どもの健康(場合によっては命)に関して過重な責任を負わされるケースや、子どもたちの健康や安全にとってリスクとなる状況に甘んじなければならないケースが日常的に発生している。家庭と保育施設の間に立つ外来小児科の方たちに現状をお伝えし、子どもの健康・安全によりよい社会を目指す一助としたい。

スポンサードシンポジウム

1. スポンサードシンポジウム1

8月25日(土) 9:30~11:30  ホール B5

協賛:サノフィ株式会社

接種率をどう上げるか?日本の任意接種ワクチン
~きっと、いろんなヒントが見つかります~
座長:
原木 真名 (まなこどもクリニック)

演者

改めて考えるVPD 予防の重要性 〜まだ残る日本と欧米のワクチンギャップ〜

齋藤 昭彦 (新潟大学大学院医歯学総合研究科小児科学分野)

接種率向上につながる保護者への効果的な教育及び指導方法

齋藤 あや (聖路加国際大学大学院看護学研究科)

ワクチン接種に関する保護者の意識 我々に何が求められているのか?

松山 剛 ( ユーカリが丘アレルギーこどもクリニック)

接種率向上につながる予防接種業務でのちょっとした工夫

太田 まり子 (おおた小児科)
他1名予定

2. スポンサードシンポジウム2

8月25日(土) 10:20~11:50  ガラス棟 G701

協賛:株式会社ツムラ

臨床医学の脱構築ーシステムバイオロジーの視点から
座長:
犀川 太 (金沢医大小児科)
黒木 春郎 (外房こどもクリニック)

シンポジスト

オミックスデータとAI は臨床医療をどう変えるのか

清田 純 (理化研研究所)

システムバイオロジー ー生命医学の新しい潮流

松岡 由希子 (Systems Biology Institute)

システムバイオロジーからみた漢方

黒木 春郎 (外房こどもクリニック)

指定発言 谷内江 昭宏 (金沢大学医学部小児科)

従来の生物医学は要素還元的方法によっていました。これは、一つの原因が一つの結果を招くことを前提としています。しかし、実際の疾患あるいは生理現象は複雑であり、多数の要因が相互に関与しています。生物医学において、この多数の要因の相互連環を見る方法をシステムバイオロジーと言います。膨大な生体情報―omics dataとその解析を可能としたAI、今回は生物医学へのAIの参入をお二人の専門家に解説いただきます。またシステムバイオロジーは東アジア伝統医学の考え方と親和性を持ちます。臨床の視点からシステムバイオロジーを用いた研究をご紹介します。皆様の医学への視点が大きく変わるシンポジウムです。

3. スポンサードシンポジウム3

8月25日(土) 14:15~15:55  ガラス棟 G701

協賛:バイオガイアジャパン

マイクロバイオーム―子どもの健康と疾患
座長:
下条 直樹 (千葉大学大学院医学研究院小児病態学)
三澤 園子 (千葉大学医学部神経内科)
基調講演
Probiotics affect children’s health

Prof. Hania SZAJEWSKA M.D.
(The Medical University of Warsaw, Department of Pediatrics)(予定)

講演
マイクロバイオームの基礎

藤田 貢 (近畿大学医学部微生物学教室)

プロバイオティクスと小児プライマリケア

便秘  久保田 恵巳 (くぼたこどもクリニック)

夜泣き 服部 益治 (兵庫医科大学病院小児科)

マイクロバイオームとは私たちの身体と言わば共生する細菌叢です。それはさまざまな生理機能を担い、一つの臓器ともいえます。今回はワルシャワからSZAJEWSKA先生をお招きし、プロバイオティクスと小児疾患に関しての最新の話題を提供していただきます。また、マイクロバイオームに関する基礎研究の実際、マイクロバイオームが関与する日常疾患をご紹介します。さらに、Lactobacillus reuteriを用いた臨床研究の成果も提示します。マイクロバイオームは臨床医療で急速に進んでいる領域です。この機会に皆様の知見を広めていただけると思います。

4. スポンサードシンポジウム4

8月26日(日) 9:00~10:30  ガラス棟 G701

協賛:森下仁丹株式会社

本邦乳幼児のビタミンD を考える(仮題)
座長:
時田 章史 (クリニックばんびぃに)
冨本 和彦 (とみもと小児科クリニック)
総論
今なぜビタミンD に注目するか?

北中 幸子 (東京大学大学院医学系研究科小児医学講座)

各論
ビタミンD 欠乏症:低カルシウム血症や骨変化をきたす病態と診断のポイント

道上 敏美 (大阪府立病院機構大阪母子医療センター研究所環境影響部門)

ビタミンD 欠乏性くる病の治療と予防

窪田 拓生 (大阪大学大学院医学系研究科小児科学) 

「生理的」と思われていた幼児のO 脚に潜むビタミンD 不足

坂本 優子 (順天堂大学医学部附属練馬病院整形外科) 

本邦におけるビタミンD 充足状況

東京と静岡から 時田 章史 (クリニックばんびぃに)

北日本(八戸)から 冨本 和彦 (とみもと小児科クリニック)

まとめ

北中 幸子 (東京大学大学院医学系研究科小児医学講座)

5. ハンズオンセミナー 要事前申込

8月25日(土) 14:15~16:45  ホール B5

協賛:マルホ株式会社

スキンケアを通してこどもや家族を支援する-生活習慣からアレルギー予防まで-
座長:
原木 真名 (まなこどもクリニック)
講師:
椿  俊和 (つばきこどもクリニック・日本アレルギー学会認定指導医)
小林 敬 (中野こどもクリニック 看護師)
塚本 佐知子 (さいわいこどもクリニック 保健師)
宮島 環 (つばきこどもクリニック 看護師)

日常の診療の中で、お子さんの肌の乾燥や痒み・湿疹などでクリニックを受診した保護者から、体の洗い方や使用品・更には保湿の方法など聞かれる事はありませんか?「手や顔・体を洗う(皮膚についた汗や汚れを落とす)事」「(洗う事で失われた)水分・油分を補う事」、言葉は同じでも実際のやり方は個々の家庭で様々です。今回のセミナーでは、「スキンケアはなぜ必要?」「洗い方や保湿の方法」、さらには「クリニックでのスキンケア・家族支援の実際」など、口演や演習を通して皆様と学びたいと思います。

そのほか、主要プログラム

会頭講演・シンポジウム・ワークショップ・口演発表・共催セミナーなど 
(プログラム情報は随時更新してまいります)

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