共同開催: 第20回 精子形成・精巣毒性研究会
獨協医科大学越谷病院泌尿器科
岡田 弘
この度、日本アンドロロジー学会第33回学術大会を仰せつかり身に余る光栄に存じます。会期は平成26年6月12日(木)13日(金)で、会場は軽井沢プリンスホテルウエストで開催させて頂くことになりました。例年にならって、第20回精子形成・精子毒性研究会(代表世話人:奥羽大学 押尾 茂教授)との共同開催になっております。
日本アンドロロジー学会が、基礎医学・臨床医学のみならず、生物学・動物学からの英知の結集を基に男性医学に貢献する学問を展開する場であると考え、今回のメインテーマを『男性学を極める』といたしました。
特別講演では、University of Illinois at Chicago の Craig Niederberger 先生と横浜市立大学の小川毅先生をお招きする予定になっております。
シンポジウムは、以下の3つを計画しております。
- ① 精子の受精過程の第一段階であるCapacitationの最前線の研究を紹介する「Capacitationを極める」
- ② 男性の生涯を科学する「男の一生を極める」
- ③ 本学会が胚培養士の資格認定の単位の対象となっておりますので、胚培養士の方々に対するARTでの精子回収法の最前線を紹介する「精子採取法を極める」
このほかに、並木幹夫理事長に、これまでのアンドロロジー学会の歴史を振り返るとともに、将来のアンドロロジストに対するメッセージを、お話し頂く理事長特別講演を企画いたしております。
モーニングセミナーでは、最近注目度の上がっている男性不妊を女性不妊に対する認知度と比較する「男性不妊の現状を俯瞰する」と銘打った講演と、今後ますます重要な問題になる「前立腺癌と骨」に関する講演の2つを予定しています。イブニングセミナーでは、精子研究のフロンティアである「精子の細胞接着因子に関する研究」を紹介頂く講演と、国境を越えたPM2.5などの汚染物質や原発事故の影響が懸念されておりますので、「環境と男性学」という2つの講演を予定しています。
会場の軽井沢は、東京駅から最短1時間2分で到着可能です。また、6月中旬の気候は最高気温が17-18度と上着が必要ですが、夏休みの喧噪の始まる前の最も軽井沢らしい落ち着いた雰囲気を味わえる時期に当たります。静かな美しい木立の中での、熱い討論の場にして頂きますように、皆様のご参加をお待ちいたしております。
最後に、例年より約1ヶ月早い開催になっています。学会の詳細に関しては、本ホームページをご覧下さい。