会長挨拶

第42回日本臨床運動療法学会学術集会(JAETP)

会 長
中島 敏明(獨協医科大学 医学部 特任教授)

副会長
豊田 茂(獨協医科大学 心臓・血管内科/循環器内科 主任教授)

2023年10月14日(土)~15日(日)、栃木県で第42回日本臨床運動療法学会学術集会を開催させていただくこととなりました。

COVID-19の流行はいまだ収束にはいたらず、会員の皆様に大きな影響を及ぼしています。日本臨床運動療法学会学術集会も、オンライン開催が中心となり、学会員の交流の場が制限されてきましたが、しだいに制限も緩和され、日常生活を取り戻しつつあります。今回の学術集会は、栃木県 獨協医科大学関湊記念ホールを中心に、現地開催(栃木県下都賀郡壬生町)とすることになりました。

今年のテーマは、「サルコペニア・フレイルと運動療法 予防から治療まで」といたしました。日本は、超高齢社会を迎えており、さらに、近未来、心不全のパンデミックを迎えようとしております。そこで、サルコペニア・フレイル対策としての運動療法を中心に、開催したいと思います。運動療法としては、筋力トレーニング、電気刺激、加圧トレーニング、インターバルトレーニング、さらに、ストレッチなど 多彩な運動療法を取り上げ、また最近、保険収載された和温療法もランチョンセミナーなどで取り上げようと思います。教育講演も、骨格筋の基礎、栄養、ITC、遠隔医療など興味深い内容となっております。さらに、スポーツ(運動)による健康や医療への貢献は、特に我が国のような超高齢社会においては非常に重要な位置づけとなると考えられます。そこで、シンポジウムに「スポーツと健康、医療連携」を取り上げたいと思います。

会員の皆様、さらに、会員外でも医師、研究者、メディカルスタッフの方々には、ぜひ、自然豊かな栃木で開催される第42回日本臨床運動療法学会学術集会に、多くの皆様のご参加を賜りますようお願い申し上げます。

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