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ご挨拶

田中 規仁
令和5年度日臨技近畿支部医学検査学会(第62回)
学会長  田中 規仁

令和5年度日臨技近畿支部医学検査学会(第62回)は、令和5年10月21日(土)、22日(日)、ホテルアバローム紀の国ならびに和歌山県民文化会館において、一般社団法人和歌山県臨床検査技師会が企画・担当させて頂くことになりました。担当県を代表いたしまして一言ご挨拶を申し上げます。

コロナ禍の生活が早くも4年目となり、新型コロナウイルス感染症の「収束」から「共存」に向けた取り組みを目的とする中長期的目線での医療体制再構築がなされようとしているなか、我々臨床検査の分野も例外ではありません。

また、医師偏在対策や働き方改革による時間外労働の上限規制、さらには人口減少に超高齢化社会など構造的な課題は増える一方であり、近い将来、医療の需要と供給とのバランスが崩れ、医療従事者の雇用環境もさらに厳しくなると言われております。厳しい社会情勢下であっても、我々は臨床検査の新しい技術と学識を身に付けながら、前進していかねばなりません。

このような理由から、多角的な視点・観点から未来の臨床検査像を探求するためにも、学会テーマを「臨床検査 継承と革新 新時代へ ~臨床検査の新しいカタチ~」と致しました。

4年ぶりの現地開催を目指した本学会は、第64回日本臨床検査医学会近畿支部総会、第42回日本衛生検査所協会近畿支部学術研究発表会と同時開催となり、3団体共同セッションとしてR-CPCも行う予定にしています。

その他にも、シンポジウムをはじめ教育セッション等の学術特別企画、さらには賛助会員様の協力によるランチョンセミナーやスイーツセミナーと言った共催企画も予定しています。

会員各位におかれましては、徳川紀州家の城下町・和歌山にお越しいただき、臨床検査の新しいカタチに接し交流を深めていただきたいと思います。皆様とお会いできることを和歌山県臨床検査技師会会員一同、心よりお待ち申し上げます。

宮島 喜文
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
代表理事 会長  宮島 喜文

本学会が、一般社団法人和歌山県臨床検査技師会の田中規仁会長の下で、メインテーマ「臨床検査 継承と革新 新時代へ ~臨床検査の新しいカタチ~」として開催されますことを会員の皆様とともにお慶び申し上げます。

また、平素より一般社団法人日本臨床衛生検査技師会(以下、日臨技と略す)の活動に、ご理解、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

令和5年5月8日以降は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、5類感染症に移行され、国内においては社会・経済活動が再開され、コロナ禍前の状況に戻りつつあります。

日臨技においても、5月には第72回日本医学検査学会(高崎)を開催し、6月には創立70周年記念式典を挙行するなど関係者が一堂に会する行事も行いました。

ここ数年、コロナ禍において中止あるいは規模を縮小した形式での開催を余儀なくされていたこの支部学会も、今年は多くの会員・関係者が集い、開催できるものと喜んでおります。対面での最新の研究成果の発表や、活発な討議を始め、交流会で親睦を深めることにも大変意義があり、主催者としても例年にも増して期待を寄せるところです。

さて、我が国はコロナ禍の中で以前にも増して、少子・高齢化が進行しました。更には、最近、経済活動が活発となり、企業などにおいては求人も増えています。しかし、この先の人口の将来予測では、人口減少が加速し、2040年頃には高齢者人口がピークを超えることから、医療・介護の需用も減少することが予測されています。医療の需用は患者数の減少でもあり、当然検査数の減少にも繋がります。更には、最近の「臨床検査技師数の需用と供給に関する研究」によれば、7、8年後には臨床検査技師が過剰になると指摘されており、厳しい状況を迎えています。

日臨技としては、今まで進めてきたタスク・シフト/シェアなど、主要事業を進めるとともに、次世代の臨床検査業界を担う人材育成を主眼とした取り組みも強化していきます。

この学会は担当県実行委員会の中心に、時勢に即した特色ある企画と、円滑な運営で進められ、会員の皆様への最新の情報提供と研究成果を発表する身近な学会として期待されています。

本学会の盛会を祈念するとともに、運営するにあたりご尽力をいただきました田中規仁学会長、神藤洋次実行委員長をはじめ、和歌山県臨床検査技師会の皆様に心より感謝申し上げます。

令和5年7月吉日

勝山 政彦
日本臨床衛生検査技師会
近畿支部長  勝山 政彦

日臨技近畿支部医学検査学会は、最新の知識や技術を学ぶことができる場として、近畿支部の活動の中核を担っております。今年度は一般社団法人和歌山県臨床検査技師会が担当で、4年ぶりに現地で開催いたします。

今年度のテーマは、「臨床検査 継承と革新 新時代へ ~臨床検査の新しいカタチ~」です。近年、医療技術の進歩や医療機器の多様化によって、より効果的で安全な医療が提供されるようになりました。今後もIoTやAIなどデジタル技術をはじめ、ロボットや再生医療など様々な技術を活用することで更に進歩していくことが予想されます。わたしたち臨床検査技師も様々な進歩に対応するために、伝統的な知識や技術を継承しながらも新しい知識や技術を取り入れて、社会や医療現場のニーズに高い技術力で応えていかなければなりません。一方で、少子高齢化による人口構造や疾病構造の変化、また、チーム医療や働き方改革によるタスクシフト/シェア、ワークライフバランスの推進など、わたしたちを取り巻く環境には様々な課題が存在します。これらの課題に対応するためにも、本学会では多くの方々から貴重なご意見をいただけることを楽しみにしております。

併せて、今回は第64回日本臨床検査医学会近畿支部総会と第42回日本衛生検査所協会近畿支部学術研究発表会の同時開催となっています。両会とは、臨床検査の分野で協力関係にあり、今回の同時開催は、医学検査の発展と質の向上を図る貴重な機会になります。

開催地の和歌山県には、世界遺産に登録された熊野古道や高野山があり、食べ物でも海の幸や山の幸を使った郷土料理が沢山あります。果物王国といわれるほど多種多様な果物が栽培されており、季節ごとに新鮮な味覚を楽しむことができます。

多くの方にご参加していただけることを心より楽しみにしております。

最後になりましたが、本学会開催にご尽力いただいています田中規仁学会長はじめ神藤洋次実行委員長、和歌山県臨床検査技師会の皆様並びに関係者様、賛助会員の皆様に心から感謝申し上げますとともに、本学会が有意義なものとなることを願っております。

古田 眞智
第64回日本臨床検査医学会近畿支部総会
大会長  古田 眞智

(和歌山県立医科大学医学部臨床検査医学講座 准教授 病院教授
同附属病院 中央検査部 部長)

会員各位
謹啓

向暑の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。

さて、この度、第64回日本臨床検査医学会近畿支部総会を、令和5年10月21日(土)、22日(日)に、第62回日臨技近畿支部医学検査学会ならびに第42回日本衛生検査所協会近畿支部学術研究発表会 との同時開催にて、和歌山県立医科大学医学部臨床検査医学講座主幹で、和歌山県民文化会館ならびにホテルアバローム紀の国にて開催致します。

特別講演は、りんくう総合医療センター 糖尿病内分泌代謝内科主任部長/検査科部長/甲状腺センター長の髙野 徹先生をお招きし、「芽細胞発がん説がもたらすがん診療のパラダイムシフト」をご講演いただきます。また、シンポジウムは、「遺伝子検査up to date」というテーマで、4名の先生方にご講演いただきます。遺伝子診断から臨床応用まで、経験豊かな演者の先生のもと、幅広い情報を学べることと期待いたしております。臨床検査専門医更新のための講習会としての認定もございますので、是非多くの方々のご来聴をお願い申し上げます。

最後に、本学会を開催するにあたり、多くの企業から協賛をいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。気候のよい時期の開催となりますので、お一人でも多くの皆様にご参加いただき、臨床検査の発展に向けて、知識を深め、情報交換できる機会としていただけましたら幸いです。

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

謹白

木村 眞明
一般社団法人日本衛生検査所協会近畿支部
学術副委員長  木村 眞明

第42回日本衛生検査所協会近畿支部学術研究発表会の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。

本年度も、令和5年度日臨技近畿支部医学検査学会(第62回)ならびに第64回日本臨床検査医学会近畿支部総会との同時開催の形式で開催出来ます事、大変ありがたく感謝しております。

新型コロナウイルスも5類となり、ようやく現地での開催が出来るようになりました。臨床検査に関連する会員が、一同に会し行われる意義について、深く感銘いたします。多くの方に参加していただける学会となるように、関連会員の皆様と共同で成功させたいと考えています。

臨床検査は医療の一部に過ぎないかもしれませんが、予防・診断・治療に欠くことのできない諸検査を迅速に精度の高い標準化された付加価値のあるデータを報告し、医療界へ貢献できるように邁進しております。

今回、日本衛生検査所協会近畿支部では、10月21日(土)にシンポジウム、10月22日(日)に一般演題発表会を開催する予定です。何卒 多くの皆様にご参加いただけますよう宜しくお願いいたします。

最後に、企画運営等にご協力いただいた関係各位様にお礼と皆様にとつて本学会が有意義な学会になることを祈念してご挨拶とさせていただきます。