2013年10月4日(金)~5日(土)に、第61回日本臨床視覚電気生理学会を、大阪の千里中央にある千里ライフサイエンスセンターで開催させていただきます。臨床電気生理は、画像診断の進歩が著しい現在においても、網膜や視神経の機能評価法としての重要性は変わりません。進行した網膜色素変性(RP)の患者さんに対する人工網膜の適応を決める上で、網膜電気刺激による擬似光覚検査の重要性が再認識されています。また、網膜の電気刺激は、網膜の神経保護に役立つ可能性も検討されています。このような背景を踏まえ、本学会では、特別講演では Tuebingen University の Eberhart Zrenner 教授をお招きして、人工網膜のドイツグループの現況をお話頂きます。また、韓日合同シンポジウムとして、大阪大学の古川貴久教授、Chungbuk National UniversityのDr. Goo, Seoul National University の Dr. Seoと私で、RPの治療の基礎と臨床に関しての討論を企画しています。また、網膜神経細胞死抑制に関するシンポジウムも行う予定です。皆様奮ってご参加ください。