第22回日本アクセス研究会学術集会・総会

第22回アクセス研究会学術集会・総会ホームページをご覧くださいました皆さまに厚く御礼申し上げます。本学術集会・総会のご挨拶に先立ちまして、昨年ご逝去されました大平整爾先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

透析アクセスは、Brescia & Ciminoによる内シャント、Tenckhoffによるテンコフカテーテルの開発からほぼ半世紀を経過ましたが、今日でも透析患者にとって生命線であることにかわりありません。近年、高齢化、生活の多様化などにより、透析アクセスに関する新たな問題点が浮上してきています。透析アクセスを通じて患者様によりよい透析医療を提供することは、透析医療に携わる我々に課された命題です。アクセス研究会学術集会・総会は、透析アクセスの管理法、治療法に関する最新の知見を共有、習得する場として、今日まで重要な役割を果たして参りました。このような背景、経緯を踏まえ、今回の大会のテーマを「新たなアクセスの可能性」と致しました。アクセスに関する問題を様々な観点から浮き彫りにし、それらに対する皆さま方の新たな取り組みをご提示、ご討議頂くことにより、腎不全患者様によりよい透析医療を提供できるようにと願っております。

会場となります広島国際会議場は、広島市の中心部に位置する広島平和記念公園の一角にあります。広島には、原爆ドーム、宮島の２つの世界遺産があり、本会議場は観光の拠点としても最適の場所と考えております。多くの方々のご来広を心よりお待ち致しております。