当番幹事挨拶

第14回日本高齢者腎不全研究会を2016年7月17日(日)に広島教育会館ホテルチューリッヒ東方において開催するにあたり、ご挨拶を申しあげます。

日本人口の高齢化は世界に類を見ない速度ですすみ、2015年には65歳以上の高齢者が28.5%を占める超高齢化社会となりました。末期腎不全患者ではさらに顕著な高齢化がみられ、65歳以上が60.1%、75歳以上が29.4%を占めていることから、高齢者に照準を当てた透析治療の研究が必要になってきました。

第14回日本高齢者腎不全研究会では「幸せな生活の追求」をテーマにしました。幸せな生活は高齢者のみならず、人間に共通した究極の願望ですが、高齢腎不全患者では特有の症状、精神状態、治療方法、生活環境、社会環境が患者の望む生活の妨げになっています。特に高齢の透析患者では運動機能の低下、栄養障害から、介護、通院困難、自立生活困難などの問題が発生しています。今回の研究会では高齢腎不全患者の望む幸せな生活を実現させるために、医療の果たす役割について皆様と考えていきたいと思っています。

この研究会が高齢腎不全患者の幸せな生活への転機となることを祈念しています。

皆様のご参加をお待ちしております

第14回日本高齢者腎不全研究会

当番幹事 森石 みさき

(あかね会中島土谷クリニック 院長)

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