第34回日本口腔診断学会、第31回日本口腔内科学会
大会長
日本大学歯学部口腔外科第1講座 教授
外木 守雄
この度、第34回日本口腔診断学会、31回日本口腔内科学会合同開催学会を主催させて頂きます。日本大学の外木守雄でございます。どうぞよろしくお願いします。
本大会はCovid-19感染症の影響拡大の状況を鑑み、現地より、特別講演、教育講演、シンポジウムを配信し、一般演題はWEB配信というハイブリッド開催となりました。
いまだ感染状況の終息が見えない中、今後は、新しい学会の開催方法として、WEBを用いた手法は、たとえ対面での開催が可能となっても考慮すべきものになったと思います。
さて、今回のテーマは「口腔医療最前線」 です。現時点での最先端の知見を集め皆様方と議論を進めていきたいと考えております。開催日時は2021年9月9日(木曜日)10日(金曜日)、開催場所はエッサム神田ホールでハイブリッド開催いたします。
特別講演には、口腔機能と密接に関連する睡眠歯科の知見から「睡眠医療の最前線〜まだ夢中〜」を愛知医科大学名誉教授、日本睡眠学会理事 塩見利明先生にお願いしています。塩見先生は睡眠医学の父Stanford大学のC.Guilleminault博士の愛弟子で日本における睡眠医療の先駆者です。会員諸氏の健康増進にも役立つお話を伺えるものと思います。教育講演1には、「クルーズ船~未知のウイルスとの闘いの序章~」を岩手医科大学医学部 睡眠医療学科 医学研究科 睡眠行動医学 睡眠医療センター長 櫻井滋先生にお願いしました。櫻井先生はNHKスペシャルにも出演され、Covid-19感染防護に関する第1人者です。今後の日常歯科治療での感染防護に役立つお話が伺えるものと思います。教育講演2には、「100年企業カンロのブランド戦略」カンロ株式会社 代表取締役社長・CEO 三須和泰様にお願いしております。三須様は、先日、テレビ東京「カンブリア宮殿」でも紹介されていましたが、100年続く企業をどう続けるか?どう盛り上げるか?その企業理念などお伺いし、継続するための努力工夫を拝聴したいと考えております。教育講演3には、「口腔診断・内科医療における安全上の注意点〜カルテ記載・せん妄リスク〜」を東京神楽坂法律事務所 東邦大学医学部非常勤講師 弁護士、水沼直樹先生にお願いしました。水沼先生は、乳腺外科医が患者の術後せん妄との疑義で係争中の案件を担当され、医療訴訟に精通されておられます。我々に日常診療に役立つお話が伺えるものと期待しております。
このほかシンポジウムにコーディネーターとして、大阪大学の阪井丘芳教授、
日本大学の浅野正岳教授、東京歯科大学の野村武史教授、北海道医療大学の安彦善裕教授にお願いしています。また、一般演題は口演、ポスターにより92演題となりました。
ハイブリッド配信ならではの良い点も活かして実りの多い学会にしていきたいと考えております。
多くの皆様の参加登録をお待ちしております。
なお、事前に参加登録いただくことで、学会抄録は8月27日頃より閲覧が可能となります。また、学会当日より一般演題は閲覧が可能となり、特別、教育講演、各シンポジウムは現地からの当日配信に加え、9月30日まで閲覧可能となります。