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大会長挨拶

第62回秋季日本歯周病学会学術大会開催のご案内

このたび,第62回秋季日本歯周病学会学術大会を2019年10月25日(金),26日(土)の2日間にわたり北九州市の西日本総合展示場・北九州国際会議場で開催させていただきます。北九州市小倉での開催は,横田 誠先生(九州歯科大学名誉教授)が大会長を務めた第38回秋季学術大会(1995年10月)以来,24年ぶりとなります。1963年に門司市,小倉市,戸畑市,八幡市および若松市の5市が合併して政令指定都市として誕生した北九州市の人口は合併直後105万人だったのですが現在95万人へと減少し,急激な高齢化により政令指定都市中で最も高い高齢化率(30%)となっています。

最近,LIFE SHIFT(リンダ・グラットン,アンドリュー・スコット著)という書籍を読みました。これまで,多くの人が特に意識せずに80歳程度の平均寿命を前提に【教育】【仕事】【引退】の3段階から構成される人生を送るものだと考えてきたと思います。しかし,そう遠くない将来に訪れる「寿命100年時代」では,これまでと同じような人生設計は成り立たなくなりそうです。本書は社会学的・経済学的視点からこれからの人生設計について書いていますが,加齢による身体能力の低下は考慮されているものの,病気に関しては一切考慮されていません。このような経緯から,第62回秋季日本歯周病学会学術大会では「寿命100年時代を見据えた歯周病治療」をメインテーマとし,短期的に求められる高齢歯周病患者への安心・安全な対応,中長期的に求められる将来の歯周病治療について考えてみようと思います。

学会1日目の特別講演は九州大学の自見英治郎教授による「骨吸収の分子機構の解明と歯周病治療への展開」と題した講演,2日目はイエテボリ大学のDr. Cristiano Tomasiによる「Preserving teeth: is it still an option?」と題した講演を予定しております。また,学会1日目の教育講演は群馬県開業の大野純一先生による「現代の超音波スケーラー どこまで可能でどう用いていくか?」と題した講演,学会2日目は新理事長である村上伸也教授による「歯周病の新分類について」と題した講演を予定しております。さらに,本学術大会における初の試みとして,ハンズオンセミナーを2題企画しました。会場・機材の制限から,事前登録制で有料のセミナー(定員20名程度)となる予定です。詳細が決まり次第,学術大会ホームページにてお知らせしますので,奮って応募して頂ければ幸いです。

大会が開催されます10月下旬は気候が良く,関門海峡を隔てた下関で有名なふぐ料理も味わえる季節となります。全国から,多数の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第62回秋季日本歯周病学会学術大会 大会長
九州歯科大学歯学部歯周病学分野
中島 啓介

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