第67回春季日本歯周病学会学術大会

閉会の辞　2024.7.18.

第67回春季日本歯周病学会学術大会の大会長を務めさせていただきました奥羽大学歯学部歯科保存学講座歯周病学分野の高橋慶壮です。本学術大会は、「歯周病の精密および個別化医療」をメインテーマとして、多くの先生方に大変すばらしいご講演を頂戴し、また、活発な討議ができましたことに対しまして、この場を借りて心より感謝申し上げます。

第63回大会（2020年）をコロナ禍のため急遽Web開催に変更して対応した４年後に学術大会を現地開催出来たこと、大会長といたしましては感無量の思いです。前回は東京オリンピック、今回はパリオリンピックと偶然にもオリンピックイヤーでの開催になりました。

多因子性疾患と定義される歯周病に対する精密治療と個別最適化を勘案しライフステージと歯周病のリスク評価を考慮した歯周治療および今後の歯科医療の方向性を議論する場を提供できたのではないかと考えます。健康寿命の延伸と膨張する医療費の抑制さらには、医科歯科連携や国民のQOLの向上を目指し本学会の役割は今後益々高まると考えています。

コロナ禍が終了し、新型コロナウイルス感染が第5類へ移行したことにより、約1500名の皆様をビッグパレットふくしまにお迎えすることができました。現地参加いただいた会員の方々に加えまして、後日のWeb開催にご参加いただいた会員の皆様のご協力のもとに、成功裏に本学術大会を終えることができましたこと、心より御礼申し上げます。WEB配信を含め、約4300名の方々に本大会へご参加・ご視聴頂きました。これも数多くの協賛企業・業者の皆様にもお力添えを頂けたことと心より感謝しております。皆様の多大なご支援、ご協力をもちまして大会を盛会裡に終えることができましたことに、改めまして厚く御礼申し上げます。
最後になりますが、今後の皆様の益々のご健勝とご発展を祈念して、閉会のご挨拶とさせていただきます。
誠に有難うございました。

第67回春季日本歯周病学会学術大会　大会長　　高橋　慶壮
同　準備委員長　　山﨑　厚作
同　　開催者一同