会長挨拶

このたび、2015年(平成27年)12月5日(土)に栃木県総合文化センター(栃木県宇都宮市)にて、第26回日本リウマチ学会関東支部学術集会を開催させていただくことになりました。会長にご推薦いただきましたことを大変光栄に存じます。

近年、関節リウマチの治療体系は飛躍的に変化し、早期診断と強力な治療によって、患者さんの生活や生命予後を改善することができるようになりました。そして、日本リウマチ学会からも『関節リウマチ診療ガイドライン2014』が発行され、新しい治療体系がしっかりと定着しつつあります。

今、日本リウマチ学会関東支部学術集会はちょうど四半世紀の歴史を経たところです。次の四半世紀の第1回目にあたる本会では、新しいリウマチ学とリウマチ診療の発展・向上を推進することが重要と考え、準備を進めてまいりました。

JCR関東地域教育研修はリウマチ・膠原病の臓器障害をテーマに、野島美久先生と三村俊英先生にご講演をお願いしました。またランチョンセミナーにおいては、関節リウマチの薬物療法(天野宏一先生)、外科手術(田中栄先生)、リスクマネージメント(針谷正祥先生、門野夕峰先生)についてご解説いただきます。恒例となりましたスイーツセミナーでは、関節リウマチの画像(池田啓先生)、薬物療法(亀田秀人先生)とともに、基礎研究の臨床応用(小端哲二先生、松本功先生)の話題を用意しました。これらを通じて、リウマチ診療の将来を思い描いていただければと思います。

一般演題には62題と多くのご応募をいただきました。いずれも興味深いご演題で、大変楽しみです。ご応募いただきました方々に感謝申し上げるとともに、活発な討議が展開されることを期待いたします。

この学術集会が参加者の皆様の診療、研究に少しでも役立つものとなるよう願っております。

第26回日本リウマチ学会関東支部学術集会

会 長  玉 井  和 哉

(獨協医科大学病院リウマチセンター)