会頭挨拶

第26回全国病児保育研究大会inにいがた開催にあたって

第26回全国病児保育研究大会inにいがた

会 頭 佐藤 勇(よいこの小児科さとう 院長)

新潟は待っています!皆さんと会える日を!

熊本大会・懇親会で披露させていただいた,「恋するにいがた研究大会」プロモーションビデオをご記憶の方も多いと思います。新潟での初めての研究大会開催で,本音を言うと,不安と戸惑いで一杯でしたが,まずは,みんなで踊ることから始めてみようと企画しました。

病児保育を取り巻く環境は変化しています。「病児保育」は,かつて「究極の子育て支援」としてその存在を訴え,認知度を高めてきました。その後,日本の現状の中で「子どもを大切にするために」病児保育は必要な仕組みであるという訴えは少しずつ浸透してきています。しかし,制度の拡大を急ぐあまり,就労支援の側面だけに重点を置いた,保育とは異なる「預かり制度」もでてきています。今改めて,安全安心を基点とした「病児保育」のあり方を考える時期にきていると感じています。

今回テーマに据えた「ネットワークの中の病児保育」は,子育て支援のメニューが多様化した中で,私たち病児保育を担う者も,様々な支援とのネットワークを形成し,子どもを中心とした,地域で見守る「つながり」作りに参画していきたいという願いをこめて掲げました。用意した講演は,開催を担う新潟でのネットワーク作りの紹介,病児保育の今と昔,起点を異にしながら,同じ方向を見ているように思われる,宮田先生,金原先生のリレー講演,病児保育の要である感染症についてわかりやすく話していただける齋藤昭彦教授など,様々な企画を用意しました。認定制度が発足し各地で活動を始めた「病児保育専門士」の方々を対象にした新しい試みのセッションや,病児保育に限定せず,新潟での子育て支援に尽力しているユニークなコーディネーターをむかえた多数のワークショップなど,地元ならでは企画も用意して,皆様とお会いできる日をたのしみに準備しています。

ぜひ,みなさん!夏の新潟に キテクンナセヤ

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