日程・プログラム

抄録

日程表

プログラム

理事長講演2021年6月19日(土) Stream A 10:10~10:50(40分)

「補綴の矜持」
座長:
大川周治(明海大)
講師:
馬場一美(昭和大)

第130回記念パネルディスカッション

2021年6月19日(土) Stream A 10:50~11:40(50分)

「-補綴歯科の力を示す-」
座長:
水口俊介(医歯大)
パネリスト:
佐々木啓一(東北大)
古谷野 潔(九州大)
矢谷博文(大阪大)
松村英雄(日本大)
市川哲雄(徳島大)
大川周治(明海大)
馬場一美(昭和大)

海外特別講演2021年6月19日(土) Stream A 14:40~15:40(60分)

「Adhesive luting protocols of indirect restorations」
座長:
水口俊介(医歯大)
講師:
Bart Van Meerbeek(University of Leuven)

CAD-CAMコンポジットレジン冠や二ケイ酸リチウムガラス,ジルコニアセラミックス等の審美修復材料を臨床応用する場合,接着手法はその予知性を大きく左右する.一方で,これらの審美修復材料への正しい接着手法はどのくらい認知されているだろうか.本講演では,接着歯学の世界的権威である Van Meerbeek 先生に,各種審美修復材料への適切な接着方法について解説していただく.

メインシンポジウム12021年6月19日(土) Stream A 15:50~17:50(120分)

(専門医研修単位認定セミナー)

一般社団法人日本接着歯学会共催

「審美修復材料を極めるー基礎から臨床まで」
座長:
正木千尋(九歯大)
小峰 太(日本大)
シンポジスト:
峯 篤史(大阪大)
高垣智博(朝日大)
猪越正直(医歯大)
大谷一紀(東京支部)

今日,CAD-CAMコンポジットレジン冠や二ケイ酸リチウムガラス,ジルコニアセラミックス等の審美修復材料を臨床で使用する機会は多い.これらの審美修復材料の性質を正確に理解することは,長期予後を得る上で非常に重要である.本シンポジウムでは,Van Meerbeek先生にご解説いただいた,各種審美修復材料に関する研究の第一人者を招聘し,材料の特性や臨床応用への注意点など長期予後を得るための留意点を解説していただく.

メインシンポジウム22021年6月20日(日) Stream A 9:00~10:30(90分)

「多角的な視点から食力を考える」
座長:
細川隆司(九歯大)
大川周治(明海大)
シンポジスト:
飯島勝矢(東京大)
米永一理(東京大)
池邉一典(大阪大)

超高齢社会における健康長寿の延伸や生活の質の向上のためには,口腔機能の維持・向上が必要不可欠と考えられている.しかしながら,単に口腔機能を改善するだけでなく,食欲改善や食環境の改善,栄養指導などの支援も同時に重要となってくる.いわゆる「食力」について,口から食べることによる栄養摂取がいかに全身の健康維持に重要かについて考えながら,今後医科歯科連携の中で我々補綴歯科分野がどのように高齢者の食力向上に寄与していくべきかについて議論したい.

シンポジウム12021年6月19日(土) Stream A 13:00~14:30(90分)

「パーシャルデンチャーデジタル化への現状と課題」
座長:
大久保力廣(鶴見大)
若林則幸(医歯大)
シンポジスト:
西山弘崇(昭和大)
田坂彰規(東歯大)
笛木賢治(医歯大)

補綴分野におけるデジタル化は,歯冠修復やインプラント修復ではすでに当たり前のものになってきている.近年では総義歯治療においても実用化されているが,部分床義歯では歯と粘膜の被圧変位の違いや多くの構成要素の組み立てが必要なことから立ち遅れているのが実情である.しかし,近年の部分床義歯の需要とそれを扱う歯科技工士の供給問題から部分床義歯のデジタル化は急務であると考えられる.今回は現状と課題について整理したい.

シンポジウム22021年6月19日(土) Stream C 12:50~14:20(90分)

「補綴医に必要な覚醒時ブラキシズムの検査と診断」
座長:
菅沼岳史(昭和大)
西山 暁(医歯大)
シンポジスト:
山口泰彦(北海道大)
藤澤政紀(明海大)

上下歯列接触癖を含めた覚醒時ブラキシズムは,睡眠時ブラキシズムとともに顎関節症の寄与因子として高頻度に認められるだけでなく,歯周病や知覚過敏,咬合違和感などとの関連も示唆されている.本シンポジウムでは,補綴医として知っておきたい覚醒時ブラキシズムの検査,診断,対応法および睡眠時ブラキシズムとの関連について解説して頂く.

シンポジウム32021年6月19日(土) Stream B 14:40~15:40(60分)

「歯を守る修復治療~歯根破折を起こさないために」
座長:
小峰 太(日本大)
渡邉 恵(徳島大)
シンポジスト:
神戸 良(京都府開業)
坪田有史(東京支部)

本セッションでは,特に修練医や認定医を目指す若手の先生を対象に,1本の歯を守るために行うべき歯科治療について,う蝕処置,根管治療,およびその後の補綴処置まで,‘歯根破折を起こさない’という視点に立って,基本手技から最新の知見や技術を詳説していただく.

シンポジウム42021年6月19日(土) Stream C 14:30~16:00(90分)

「義歯洗浄剤,洗浄システムの適応と効果」
座長:
二川浩樹(広島大)
村田比呂司(長崎大)
シンポジスト:
河相安彦(日大松戸)
福西美弥(昭和大)
二川浩樹(広島大)

義歯の汚れは,義歯床下粘膜の炎症やう蝕,歯周病,誤嚥性肺炎を誘発するとされている.その主体はデンチャープラーク,歯石様沈着物などさまざまであるが,義歯用ブラシによる機械的清掃とともに義歯洗浄剤の効果は明らかである.しかし,実際の臨床では数多くある義歯洗浄剤の選択に迷うことも少なくない.さらに,近年さまざまなデンチャープラークを抑制する方法も報告されている.今回はその適応と効果について整理したい.

シンポジウム52021年6月19日(土) Stream B 15:50~17:20(90分)

「ディスファンクションとパラファンクションの顎運動と下顎位」
座長:
菅沼岳史(昭和大)
小川 匠(鶴見大)
シンポジスト:
鈴木善貴(徳島大)
荒井良明(新潟大)

咀嚼筋や顎関節の機能障害(ディスファンクション)における顎運動の変化と新たな下顎位の設定および睡眠時ブラキシズム(パラファンクション)における顎運動と下顎位について解説して頂く.

シンポジウム62021年6月19日(土) Stream B 17:30~19:00(90分)

公益社団法人日本口腔インプラント学会共催

「バイオマテリアルの限界とインプラント治療」
座長:
澤瀬 隆(長崎大)
鮎川保則(九州大)
シンポジスト:
高橋 哲(東北大)
中原 賢(日歯大新潟)
神野洋平(九州大)

バイオマテリアルが適切に使用されることにより,治療のさらなる成功率向上に繋がるのは必然であるが,適切な使用方法に関する検討は不足している.これからのバイオマテリアルの研究には,臨床現場での使用を見据えた検討が含まれるべきである.本企画では,常に臨床現場を見据えて研究を行っている3名の先生に,基礎研究の結果から見えてきたインプラント関連バイオマテリアルの可能性と限界,明日からの臨床に役立つ知見を論じて頂く.

シンポジウム72021年6月20日(日) Stream A 10:40~12:10(90分)

特定非営利活動法人日本睡眠歯科学会共催

「睡眠時無呼吸症候群の口腔内装置による治療」
座長:
菅沼岳史(昭和大)
秀島雅之(医歯大)
シンポジスト:
奥野健太郎(大歯大)
槙原絵理(九歯大)

日本における潜在患者数が500万人ともいわれ,近年の社会問題化で対応が急務とされている睡眠時無呼吸症候群について,その疾患の概要,検査などの基礎知識を整理し,歯科からのアプローチである口腔内装置の適応とその治療法についての解説して頂く.

シンポジウム82021年6月20日(日) Stream A 13:30~15:00(90分)

特定非営利活動法人日本顎咬合学会共催

「アップデート咬合論」
座長:
小野高裕(新潟大)
小川 匠(鶴見大)
シンポジスト:
中村健太郎(東海支部)
吉見英広(東京支部)
田中秀樹(九州支部)

「適切な咬合」にはっきりとした定義はないが,より望ましい咬合については時代によって大きく変遷し,望ましい咬合,避けるべき咬合について適切に理解してゆくことが難しい.また,21世紀に入り歯科においても急速にデジタル化が進むにつれ,廃れていたパントグラフが見直されるなど,デジタル時代の新しい咬合理論というものも構築されつつある.本セッションでは,古くから変わらない咬合論や新しい咬合論について,咬合理論において先端を走る臨床医の先生方に知見をお伺いする.

シンポジウム92021年6月20日(日) Stream B 14:00~15:30(90分)

「インプラントの連結様式を再考する」
座長:
馬場俊輔(大歯大)
大久保力廣(鶴見大)
シンポジスト:
中野 環(大阪大)
中島 康(大歯大)
飯島俊一(東歯大)

インプラント体とアバットメント及び上部構造の連結については,これまでボーンレベルのインターナルタイプの連結が頻用され,エクスターナルタイプも多数歯欠損や即時荷重の症例においては使用されている.一方で,ティッシュレベルのインプラントも症例を考慮して使用されてきた.そんな中で,ティッシュレベルの新たな連結タイプのインプラントが出現している.従来のタイプも含めて,これからのインプラントの選択にあたってその連結様式について再考したい.

シンポジウム102021年6月20日(日) Stream B 15:40~17:10(90分)

先端歯学国際教育研究ネットワーク共催

「先端歯学研究のあり方から歯科補綴学を考える」
座長:
江草 宏(東北大)
窪木拓男(岡山大)
シンポジスト:
村上伸也(大阪大)
石丸直澄(徳島大)
窪木拓男(岡山大)

歯科補綴学は当然のことながら歯学研究の一部であるが,歯学全体が向かおうとするマスタープランおよびそれを支える先端の基礎研究を知る機会は少ない.本シンポジウムは,先端歯学国際教育研究ネットワークと連携し,臨床歯学,基礎歯学の観点から,近年の先端歯学研究の動向および今後のあり方についてお話を伺うと共に,本会における先端研究の取り組みについて紹介し,会員の皆様と歯科補綴学にとっての次世代研究を考える機会にしたい.

医療問題検討委員会連携企画2021年6月19日(土) Stream B 13:00~14:30(90分)

一般社団法人日本デジタル歯科学会共催

「前歯にも保険適用されたCAD/CAM冠の安全な使い方」
座長:
疋田一洋(北医療大)
山森徹雄(奥羽大)
講師:
吉田圭一(長崎大)
新谷明一(日歯大)
田上直美(長崎大)

保険診療のCAD/CAM冠は,これまで小臼歯・大臼歯と適用拡大されてきたが,2020年9月から前歯にも適用拡大された.前歯CAD/CAM冠は,臼歯部とは形態や咬合関係も異なるため,材料の選択,支台歯形成,接着など再検討すべき点が多い.そこで,これまでの臼歯CAD/CAM冠の臨床成績や基礎的研究を振り返りつつ,本学会におけるガイドラインを解説し,前歯CAD/CAM冠の安全かつ有効な臨床術式について検討する.

臨床リレーセッション12021年6月20日(日) Stream B 9:00~10:30(90分)

「欠損補綴におけるインプラントの効果-特に被圧変位量の差に着目して-」
座長:
前田芳信(大阪大)
山下秀一郎(東歯大)
講師:
武田孝之(東京支部)
新名主耕平(東京支部)
和田誠大(大阪大)

歯列の欠損に義歯を適用する際に,欠損部にインプラントを応用すると治療方針は大きく変化する.インプラントオーバーデンチャー,インプラントアシステッド・リムーバブルパーシャルデンチャーの必要性が拡大し,粘膜,歯,インプラントと全く被圧変位量が異なる3種を同時に口腔内で活用する状況が増えてきた.本セッションでは,咬合圧支持に対する被圧変位量の差を考慮に入れた上で欠損補綴にインプラントを用いることのメリット,デメリットについて議論したい.

臨床リレーセッション22021年6月20日(日) Stream B 10:40~12:40(120分)

「欠損補綴における補綴装置と支台歯の選択」
座長:
池邉一典(大阪大)
谷田部 優(東京支部)
講師:
大久保力廣(鶴見大)
藤関雅嗣(東京支部)
和田淳一郎(医歯大)
木原優文(九州大)

中間欠損においてブリッジ,義歯いずれを用いても欠損補綴が可能な場合,どちらにも利点と欠点があり,支台歯の選択基準や補綴装置の選択には悩ましいところがある.特に超高齢社会においては,先を見据えた欠損修復が必要になってくる.講師の方々には実際の症例をもとに治療選択の決め手やそれぞれの修復方法の適否をまとめながら,どのようにリスクを評価して対応しているのか紹介いただく.

歯科医療安全対策推進セッション

2021年6月18日(金) Stream A 17:00~18:00(60分)

「診察室・技工室における作業環境の管理について」
座長:
飯沼利光(日本大)
講師:
森本泰夫(産業医大)

128回学術大会において,演者の森本泰夫先生に本内容の講演をして頂いた.聴講者は多いとはいえなかったが,補綴学に携わる全ての人が聴講すべき内容であったため,特にお願いしてもう一度ご講演頂くこととなった.本セッションでは,入職3年の歯科技工士がじん肺を発症したという報告を通して,粉塵曝露のリスクへの理解,シリカやクリストバライトの肺への影響や発がん性,歯科用金属に用いられるインジウムの毒性について理解することを目的とする.

歯科専門医機構 理事長講演

2021年6月18日(金) Stream A+小規模集合型 18:00~18:30(30分)

座長:
大川周治(明海大)
講師:
今井 裕(一般社団法人 日本歯科専門医機構 理事長)

専門医研修会2021年6月20日(日) Stream A 15:10~17:10(120分)

(専門医研修単位認定セミナー)

「補綴歯科専門医として身につけるべきコンピテンス(その3)日々の臨床にリサーチマインドを如何に連関させるか?」
座長:
河相安彦(日大松戸)
飯沼利光(日本大)
講師:
金澤 学(医歯大)
鈴木秀典(関西支部)
中居伸行(関西支部)

補綴歯科専門医のコンピテンス5項目から,本研修は過去2回にわたり4つのコンピテンスに焦点をあててきた.今回は「コンピテンスIV:学識・研究者」に焦点を絞りたい.「学識・研究者」は,臨床と無縁と思われがちだが、臨床におけるクリニカルクエスチョンの想起,解決につなげる技能と行動を含む能力で必須である.日常の臨床を通して実践している「コンピテンスIV」を省察し,専門医としての取り組みを提示していきたい.

イブニングセッション1

2021年6月19日(土) Stream C 16:10~17:10(60分)

「Challenge to change ―全部床義歯補綴教育の今と未来を紐解く―」
コーディネーター:
岩城麻衣子(医歯大)
発表者:
金澤 学(医歯大)
兒玉直紀(岡山大)
松田謙一(大阪大)

我々は,日本の歯科大学における全部床義歯補綴学の卒前卒後の臨床教育の現状を把握する必要があると考え,「日本の歯学部における全部床義歯補綴教育に関する実態調査」を行った.その結果を踏まえ,大学を中心に卒前卒後の補綴臨床教育に携わる3名の先生方より,全部床義歯補綴教育の今後の卒業(修了)時到達目標の設定と到達目標に達するための具体的な提案について発表いただき,会員の皆様と議論を深め,全部床義歯補綴教育の将来展望について考える場としたい.

イブニングセッション2

2021年6月19日(土) Stream C 17:20~18:20(60分)

「スクリュー固定によってインプラント周囲炎は防げるのか?」
コーディネーター:
宗像源博(昭和大)
発表者:
和田誠大(大阪大)
秋月達也(医歯大)
山口菊江(昭和大)

脱着による清掃性の向上と治療の容易性からスクリュー固定が世界的に臨床応用されているが,インプラント周囲炎発症率が低下したという報告はない.また,Microleakageの問題から,プラットフォームシフティングのインプラント体が主流となってきていることやアバットメントを介在させない上部構造が多用されている.本セッションでは,補綴・歯周・インプラントの3つの観点からスクリュー固定がインプラント周囲炎の予防につながるのかに関して討論していきたい.

イブニングセッション3

2021年6月20日(日) Stream C 9:20~10:20(60分)

「メタルフリー支台築造の新しい設計指針」
コーディネーター:
駒田 亘(医歯大)
発表者:
新谷明一(日歯大)
峯 篤史(大阪大)

本イブニングセッションにより「メタルフリー支台築造=ファイバーコア」というこれまでの思考からの脱却を目指したい.そして,セラミック系材料やPEEK,PEKKなどのスーパーエンジニアリングプラスチックを含めた幅広い視野から,最適な設計と材料選択について探求する若手会員の研究機運に刺激を与えたい.最終的にはメタルフリー支台築造について,今後のあるべき姿を思案する

イブニングセッション4

2021年6月20日(日) Stream C 10:30~11:30(60分)

「間葉系幹細胞の研究から考える生物科学としての補綴歯科治療」
コーディネーター:
黒嶋伸一郎(長崎大)
発表者:
熱田 生(九州大)
秋山謙太郎(岡山大)
加来 賢(新潟大)

近年のデジタル技術発展は補綴歯科治療に大きな変革をもたらした.一方,生物科学分野でもiPS技術や次世代シーケンサーなどの技術革新はめざましく,今一度,補綴歯科学を生物学的観点から見直す時期に差し掛かっている.今回は,補綴歯科治療の技術的側面に間葉系幹細胞を融合した治療戦略を構築する最先端研究をご紹介する.患者が本来有する幹細胞の組織治癒・再生能力への理解を深めることで,今後20年で可能となる革新的な補綴歯科治療戦略を提案したい.

イブニングセッション5

2021年6月20日(日) Stream C 11:40~12:40(60分)

「歯科金属アレルギー患者への対応〜検査、診断、治療方針と他科連携〜」
コーディネーター:
秋葉陽介(新潟大)
発表者:
細木眞紀(徳島大)
原田章生(東北大)
高岡由梨那(新潟大)

歯科金属アレルギーを取り巻く環境は変化している.種々の材料による補綴装置の保険収載により,金属除去置換処置が多く実施され,症状軽快に寄与する一方で,金属除去による症状軽快を認めず,歯性病巣治療により症状の軽快を認める患者もいる.本セッションでは歯科金属アレルギーとその関連疾患に関して,最新の基礎・臨床研究知見を共有し,他科連携,治療方針,基礎・臨床研究の方向性について議論を行いたい.

※イブニングセッションはディスカッション主体となるため、小規模集合型+Web配信として実施します

e-ハンズオンセミナー12021年6月19日(土) Stream D 9:00~10:00(60分)

「軟質材料を用いたリラインの実践-臨床の疑問に答える-」
講師:
上田貴之(東歯大)
齋藤 壮(東歯大)
協賛企業:
株式会社ジーシー,株式会社トクヤマデンタル,ネオ製薬工業株式会社

軟質材料を用いた義歯のリラインについて,参加者からの質問にお答えするセッションである.軟質リラインをやってみたいけどやり方がよくわからない,やってみたけどうまくいかない,といった疑問にお答えしたい.また,リライン後の調整に用いる切削器具の選択や調整法,長期経過後などに再リラインを行う際に必要となる軟質リライン材の除去方法など,これから軟質リラインを始める方,すでに臨床応用されている方など多くの参加者に役立つ解説を行いたいと考えている.
また今回は,各種軟質リラインの特徴や注意点などをメーカーから紹介してもらう予定である.

e-ハンズオンセミナー22021年6月19日(土) Stream D 10:40~11:40(60分)

「ファイバーポストレジンコアをマスターする」
講師:
坪田有史(東京支部)
協賛企業:
サンメディカル株式会社,株式会社ジーシー

根管処置歯の支台築造の術式において,レジン支台築造は,象牙質接着の信頼性の向上を主な背景とし,その選択頻度が高くなった.さらにポスト保持型のケースで選択されるファイバーポストレジンコアは,主に歯根破折への対策,ならびに審美性の向上やメタルフリーを目的として臨床応用される.
本ハンズオンセミナーでは,参加者に歯科接着が不可欠なファイバーポストレジンコアの複数ある接着界面を理解し,直接法および間接法でのファイバーポストレジンコアの臨床テクニックを習熟して頂くことを目的とする.

e-ハンズオンセミナー32021年6月19日(土) Stream D 13:20~14:20(60分)

「口腔機能検査の活用」
講師:
志賀 博(日歯大)
協賛企業:
株式会社ジーシー

人口構成の変化や歯科疾患罹患状況の変化に伴い,「歯の形態の回復」を主体としたこれまでの「治療中心型」の歯科治療だけでなく,各個人の状態に応じた口腔機能の維持・回復(獲得)を目指す「治療・管理・連携型」の歯科治療の必要性が増すと予想されている.
口腔機能の維持・回復を目指す治療には,口腔機能を客観的に検査することが必要であり,検査の実施により,治療前の障害の程度,治療後の回復程度,定期検査時の維持状況を客観的に評価することができる.
本セミナーでは,保険導入されている各種口腔機能検査法の紹介と咀嚼能力・咬合圧検査法の使用時の注意点や活用法について解説させていただく.

※e-ハンズオンセミナーは,Zoom配信にて動画を交えながら手技をレクチャーする形式で開催致します.
参加人数は100名を予定しています(事前予約なし,先着100名様).

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