佐 藤 裕 二(昭和大学歯学部高齢者歯科学講座 教授)
このたび,栄誉ある学術大会の大会長を拝命いたしました。櫻井理事長をはじめ学会関係者に深くお礼申し上げると共に,身が引き締まる思いです。
2018年6月22日(金)~23日(土)に東京都品川区立総合区民会館「きゅりあん」において,「高齢者の口腔医学」というメインタイトルで,第29回日本老年歯科医学会学術大会を開催いたします。特別講演は,昭和大学医学部医学教育学 講師であり,「大学病院の緩和ケアを考える会」代表世話人,日本緩和医療学会理事の高宮有介先生に「人生の最終章を輝かせる緩和ケア ~全人的ケア,死から生といのちを考える~」と題したご講演をしていただきます。皆様にも深い感銘を持って頂けるものと思います。シンポジウムや教育講演,さらに若い会員等のための入門セミナーを本学会の各種委員会のバックアップのもとで準備中です。詳細については,決まり次第,ホームページ等でお知らせいたします。
高齢化率が27.3%という超高齢社会先進国の日本において,老年歯科医学はますますその重要性が高まっています。そこで,「歯科」という狭い分野ではなく,これから必要となる「口腔医学」をメインテーマにかかげました。関連学会との連携のプログラムも準備中です。
本学会は毎年300名近くの会員が増加している勢いのある学会です。交通の便の良い大井町(品川駅から3分)で,駅から徒歩1分の会場で,最新の知見を交換し合うことで,さらに老年歯科医学の発展に寄与したいと強く願っています。会員だけではなく多くの方々のご参加をお待ちしております。
2017年6月