基調講演者について

廣内 武

一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会理事長
繊維ファッション産学協議会理事長
株式会社オンワードホールディングス代表取締役会長兼社長

1942年 高知県生まれ。65年 早稲田大学第一法学部卒業後、同年 樫山株式会社入社。81年 海外事業部長、85年 取締役海外事業本部長、97年 ㈱オンワード樫山代表取締役社長、2005年 代表取締役会長執行役員、07年 ㈱オンワードホールディングス代表取締役会長、11年 代表取締役会長兼社長に就任、現在に至る。初代海外事業部長として、ジャンポール・ゴルチェ氏ほか、数多くの著名海外デザイナーと交流を結び、現在のオンワードグループの海外事業の基盤を築く。

片岡 進

経済産業省 製造産業局 繊維課長

パリで在フランス日本大使館の商務参事官を約5年務めた後、’12年8月より現職。日本の繊維・アパレル産業振興の責務を担う。23年間のキャリアの約半分をフランスで過ごし、経済産業省のフランス専門家といわれる。その独自のネットワークを活かし、繊維・アパレル(工業用布を含む)産業における日仏関係の強化に努めている。また、国内で日本製品が過小評価されているという思いから、「メイドインジャパン」の繊維・アパレル製品の国内外への販売促進にも力を入れている。

堀畑裕之、関口真希子

matohuデザイナー

matohu

堀畑裕之は同志社大学大学院を修了後、関口真希子は杏林大学を卒業後、ともに文化服装学院アパレルデザイン科で学ぶ。卒業後、それぞれ企業でパタンナーとして5年間勤める。'03年、ともに渡英、ロンドンのデザイナー、Bora Aksuの コレクションの仕事に携わる。帰国後の'05年、matohuを立ち上げ、'06年よりジャパンファッションウィークに参加。'09年、毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞を受賞。
ブランド名matohu(「まとふ」と書いて「まとう」と読む)には2つの意味がある。一つは日本語の「まとう」。身体を包み込むように軽やかに身にまとう服。もう一つは「待とう」。消費して捨て去るのではなく、自分らしい美意識が成熟するのを待とうという呼びかけを意味している。日本の美意識が通底する新しい服の創造をコンセプトに、色や形、歴史や文化までをふくめて、日本人らしいオリジナルなスタイルを広く世界に発信し続けている。

高村 是州

文化学園大学大学院アドバンストファッションデザイン専修教授
服装学部ファッション画研究室室長
東京工業大学講師

東京学芸大学教育学部卒・桑沢デザイン研究所ドレスデザイン科卒。出版社、アパレルメーカー等で服飾イラスト、デザイン、服飾研究を中心に活動。著書に『ザ・ストリートスタイル』、『ファッションデザインテクニック』、『ファッションデザインアーカイブ』(グラフィック社)、『ファッションライフのはじめ方』(岩波書店)他。

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