会長挨拶

このたび、第46回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会(JABTS46)の会長を拝命いたしました、公益財団法人 東京都予防医学協会 がん検診・診断部 坂 佳奈子(ばんかなこ)と申します。JABTS46の開催にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

まずは新型コロナウィルス感染(COVID-19)に罹患された皆様、ご家族、ご友人が罹患された皆様にお見舞いを申し上げます。また、COVID-19の医療現場において最前線にて対応に追われる皆様のご尽力に感謝を申し上げます。

JABTS46学術集会のテーマは、『侃侃諤諤(かんかんがくがく)』といたしました。
JABTSは日本乳腺甲状腺超音波診断会議という名称で始まりましたが、会議という名称が示すように、老若男女問わず自由で活発な議論を行える場を作るために結成された会であると聞いております。JABTSは2012年8月より日本乳腺甲状腺超音波医学会という名称となり、2019年より特定非営利活動法人(NPO法人)から一般社団法人へと発展を遂げております。学会が大きくなることは大変に喜ばしいことではございますが、活発な議論の場が減少するようなことがないようにと思っております。

今回のテーマ侃侃諤諤の意味するところは「はばかることなく正論を堂々と主張するさま。また,大いに議論するさま。」です。立場や年齢に関わらず、大いに議論を交わしていただきたいという願いを込めております。

JABTS46学術集会の会期は、2021年(令和3年)5月15日(土)、16日(日)といたしました。今回の会場は東京の下町である両国でございますが、スカイツリーが近く、江戸の情緒の残る町並みの中にございます。

ただCOVID19感染症の終息がまだ見えていない現状で通常開催が可能であるのかの判断は難しい可能性もあります。

そこで、このJABTS46はハイブリット開催とさせていただきます。第一会場でのセッション、企業協賛セミナー、一般演題をオンデマンドで配信できるような形式といたします。会場に来場されなくても、セッションの視聴を約1カ月間可能とします。日中は勤務でお忙しい会員の皆様には夜間や週末に視聴可能な状態にしますし、ご興味のあるセッションに関しては繰り返し視聴できることもオンデマンド配信のメリットだと考えます。

仮に2021年5月までにCOVID19 が収束した場合にもオンライン配信は行い、今まで学会出張が難しかった若手医師、開業医の先生方、技師さんなど多くの人にJABTSの学術集会の模様をお届けできるように予定しております。オンラインのみの参加枠、参加費も設定し、より多くの方の学術集会に参加し、新しい知見が学べる場としたいと計画しております。

JABTS46学術集会では、学術集会への参加に対して事前登録を予定しております。感染症の状況によっては一部セッションも事前登録制にさせていただく可能性がございます。

COVID-19の完全な終息まで、まだまだ長い時間を要するものと考えられます。しかし、一般社会においても新しい生活様式が求められておりますが、学術集会も新たな様式が必要となると考え、新しい学術集会のモデルケースになれるよう鋭意努力していく所存でございます。

初めての試みも多く、至らぬ点もあるかもしれませんが、皆様のお力をお借りしながら、新しくまた有意義な学術集会を開催していきたいと考えます。

日本全国より、多くのみなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております

第46回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会 会長
公益財団法人 東京都予防医学協会 坂 佳奈子

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