この度、京都小児科医会が2019年6月8、9日に第30回日本小児科医会総会フォーラムを担当させていただくことになりました。テーマは「輝かそう未来を」としました。
京都は長年にわたって日本の首都であったことから千年の都と呼ばれておりますが、今回の開催年である2019年は、今上天皇が4月30日に退位され、皇太子が翌5月1日に新しい天皇として即位される年となっております。平成の時代が終わり、新しい元号の時代が始まりますが、このような稀有な年にこの京都の地で総会フォーラムを開催できますことを光栄に感じております。
京都での開催は、平成11年5月に第10回日本小児科医会生涯教育セミナーを担当させていただいてから20年ぶりとなります。その時のテーマは「子供の病気 過去・現在・未来」でした。前回の開催から20年の間に少子化が急速に進行し、疾病も変化して、我々小児科医を取り巻く医療状況は大きく変化しました。新しい時代を迎えるに当たり、「未来を輝かす」のは子ども達だけでなく、我々小児科医でもあり、その為にも今回の総会フォーラムが会員の日々の診療の一助になり、「未来を輝かすよう」に努めたいと思っております。
京都市は京都府南部に位置する政令指定都市で、府庁所在地でもありますが、世界的な観光地である京都市を擁する京都府は南北に長いのが特徴で、京都市外では国宝の平等院鳳凰堂を擁する宇治市や日本三景の一つ天橋立がある宮津市など、京都府には多岐にわたって楽しめる観光エリアが数多くあります。梅雨の京都は風情をより感じることができる季節です。6月にしか見られないイベントも多くありますので、総会フォーラムのみならず、観光もお楽しみいただきたいと思います。
第30回日本小児科医会総会フォーラムin京都 会頭 藤田克寿