大会長挨拶

第34回 日本口腔腫瘍学会・学術大会

会長 藤内 祝

(横浜市立大学大学院医学研究科 顎顔面口腔機能制御学)

この度、第34回日本口腔腫瘍学会を2016年(平成28年)1月21日(木)、22日(金)の両日にわたり横浜において開催させて頂くことになり、大変光栄に存じます。

本学会は1983年(昭和58年)の懇話会の時代から数えて33年を経過しておりますが、その間、学会化、法人化、取扱い規約と診療ガイドラインの発刊、日本歯科医学会参入、専門医制度の発足など、学会としての基盤が整ってきており、ここ数年の本学会の拡充からみてこれから益々の発展が期待されております。

今回の学会のテーマは「口腔がん治療のBreakthrough」としましたが、口腔がんに対する新しい治療の将来への道筋になればと思っております。企画としましては、特別講演として国立がん研究センターの理事長の堀田知光先生ならびに京都大学大学院医学研究科放射線腫瘍学・画像応用治療学 教授の平岡 眞寛先生を、また招聘講演としてMemorial Sloan Kettering Cancer CenterのHead and Neck ServiceのChiefでありますDr. Jatin P. Shahを予定しております。他に、教育講演、シンポジウム、学術セミナー、一般口演、ポスターなども企画しており、多くの先生方のご参加と活発なご討論を期待しております。

また本学会を横浜で開催させて頂くのは初めてでございますが、横浜での学会の定番でございます「みなとみらい」でなく、今回は横浜市開港記念会館という会館で開催させて頂きます。横浜市開港記念会館は新しい都会の横浜では数少ない国指定の重要文化財の建物であり、古き横浜も知って頂こうかと思い、このような場所を選ばせて頂きました。しかしながら重要文化財でございますので、学会使用には多少のご不便をお掛けするかと存じますが、横浜ならではの学会をと思い、教室員一同で心を込めて準備させて頂きます。多くの会員の先生方のご参加を心よりお待ち致しておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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