主催者からの挨拶

大学保健管理・次世代への飛翔  ~生涯健康をめざして~

全国大学保健管理研究集会は、大学の保健管理担当者が医学・医療の進歩や保健管理の理論・技術について研鑽を積む機会として、文部科学省の後援のもと開催され今回で第51回大会を迎えました。昨年の第50回記念大会では、半世紀にわたる先人達の足跡が示されました。大学保健管理の現場がいかに多くの諸先輩の努力によって築かれたものであるか、また、いかに貴重な財産を我々は受け継いでいるのかということに気付かされました。我々は、この財産をさらに確かなものにして次の世代へ受け渡していかねばなりません。

今年の共通テーマは「大学保健管理・次世代への飛翔-生涯健康をめざして-」としました。“学生の疾病を予防して修学の中断をなくす保健管理”から、“生涯の疾病を予防できる自己健康管理能力を育てる保健管理”へと発展する必然を感じるからです。

高等教育機関への進学率が55%を超え多様な学生を受け入れている今日、大学保健管理担当者が直面する課題も実に多彩です。そこで、今回は大学の国際化に伴う保健管理の諸問題や、障害学生の支援に関するセッションを企画しました。また、研究倫理や母子保健など、新らしい課題に関する教育講演も最新の情報を得る機会として企画しました。また、東日本大震災3.11.2011のテーマも引き継いでセッションを企画しました。大学の危機管理意識を忘れてはならないという想いからですが、同時に、あの時日本が世界から受けた支援と、あのような苦難に直面しても冷静に助け合っている日本の底力を評価されたことを忘れてはならないと考えるからです。ところで、我々、大学の保健管理担当者がめざすものは何でしょう。次世代の生涯にわたる健康の維持は大きな目標のひとつと考えます。我々の目の前の学生たちが、生涯健康を維持して活躍してくれれば、3.11でいただいた世界からの支援に恩返しをしてくれるでしょう。そして、世界中から受けた称賛の評価をさらに高めてくれることでしょう。この次世代の将来の発展のために、我々は日々の業務にさらに精進したいものです。本研究集会が、皆様の明日からの業務に必ずやお役に立つものと信じております。

第51回全国大学保健管理研究集会 運営委員会
委 員 長 森   秀樹
副委員長 廣田  則夫
副委員長 山本 眞由美

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