ご挨拶

学会長挨拶

2023年度日臨技 首都圏支部・関甲信支部医学検査学会(第59回)を開催するにあたり、担当技師会である一般社団法人神奈川県臨床検査技師会を代表いたしましてご挨拶申し上げます。

本学会は、「温故知新〜技と知識の伝承・熱い2日間〜」と題させていただきました。近年の臨床検査業務におきましては、われわれの生活様式や医療体制を一変させたコロナ感染症における新規検査をはじめ、医療技術のAI化、がんゲノム医療などその検査技術の進歩は日々加速度的に進んでおります。私たち臨床検査技師の使命として、その新たな技術や知識を習得する事も重要でありますが、日々の業務においては、最新の技術や知識だけでは、解決できない「問題」や「気づき」などあり、その根本にあるのは、基礎や基本的な知識や技術習得も大切だと我々は考えております.本学会では,基礎的な内容を中心にさらに最新の知見を融合したプログラム構成を考えており、経験や知識をお持ちの技師の皆さまをはじめ、特に今までコロナ対策で現地参加ができなかった多くの若手の技師の皆さまに参加していただき、共(友)に、故 (ふるき) を温 (たずねて) 新しきを学べる有意義な「熱い2日間」の学会開催をめざしてまいります。

学会場「パシフィコ横浜 アネックスホール」は、三方を開放感に満ちたガラス壁で囲まれ、横浜港を一望できる最高のロケーションで皆さまをお迎えいたします。明るい解放的な場で、首都圏支部・関甲信支部の会員の皆さまと一緒に臨床検査技師の明るい未来について考えてまいりたいと思います。また、開催地である横浜は、開港以来、海外の玄関口として、横浜が発祥の地とされる史跡や産業・文化などに触れられる建物・施設や食べ物もあり、美しい港と最先端の観光施設や世界最大の中華街なども併せて観光の温故知新も楽しんでいただければ嬉しく思います。

本学会では、市民公開講演(特別講演)をはじめ日臨技企画・神臨技企画のほか、教育セミナー、シンポジウム、ランチョンセミナーなど多くの企画を用意しており、参加くださいました皆さまにとって有意義な場となるよう努めてまいります。

医学の将来や人々の健康をともに担っていく各団体、企業の皆さまに積極的にご協力いただき、本学会を成功に導いていただければ幸いに存じます。

一般社団法人神奈川県臨床検査技師会
2023年度日臨技 首都圏支部・関甲信支部医学検査学会(第59回)
学会長 芹澤 昭彦

令和5年度日臨技首都圏支部・関甲信支部医学検査学会の開催にあたって

一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会

代表理事 会長 宮島 喜文

本学会が、一般社団法人神奈川県臨床検査技師会の芹澤昭彦会長の下で、メインテーマ「温故知新~技と知識の伝承・熱い2日間~」として開催されますことを会員の皆様とともにお慶び申し上げます。

また、平素より一般社団法人日本臨床衛生検査技師会(以下、日臨技と略す)の活動に、ご理解、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

令和5年5月8日以降は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、5類感染症に移行され、国内においては社会・経済活動が再開され、コロナ禍前の状況に戻りつつあります。

日臨技においても、5月には第72回日本医学検査学会(高崎)を開催し、6月には創立70周年記念式典を挙行するなど関係者が一堂に会する行事も行いました。

ここ数年、コロナ禍において中止あるいは規模を縮小した形式での開催を余儀なくされていたこの支部学会も、今年は多くの会員・関係者が集い、開催できるものと喜んでおります。対面での最新の研究成果の発表や、活発な討議を始め、交流会で親睦を深めることにも大変意義があり、主催者としても例年にも増して期待を寄せるところです。

さて、我が国はコロナ禍の中で以前にも増して、少子・高齢化が進行しました。更には、最近、経済活動が活発となり、企業などにおいては求人も増えています。しかし、この先の人口の将来予測では、人口減少が加速し、2040年頃には高齢者人口がピークを超えることから、医療・介護の需用も減少することが予測されています。医療の需用は患者数の減少でもあり、当然検査数の減少にも繋がります。更には、最近の「臨床検査技師数の需用と供給に関する研究」によれば、7、8年後には臨床検査技師が過剰になると指摘されており、厳しい状況を迎えています。

日臨技としては、今まで進めてきたタスク・シフト/シェアなど、主要事業を進めるとともに、次世代の臨床検査業界を担う人材育成を主眼とした取り組みも強化していきます。

この学会は担当県実行委員会の中心に、時勢に即した特色ある企画と、円滑な運営で進められ、会員の皆様への最新の情報提供と研究成果を発表する身近な学会として期待されています。

本学会の盛会を祈念するとともに、運営するにあたりご尽力をいただきました芹澤昭彦学会長、押田好美実行委員長をはじめ、神奈川県臨床検査技師会の皆様に心より感謝申し上げます。

令和5年7月吉日

第59回日臨技首都圏支部・関甲信支部医学検査学会の開催にあたって

一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会

首都圏 支部長 杉岡 陽介

2023年度 日臨技 関甲信支部・首都圏支部医学検査学会(第59回)が一般社団法人神奈川県臨床検査技師会の芹澤昭彦会長のもとに開催されますことを心からお喜び申し上げます。

本学会はコロナ禍からの企画スタートではありましたが、その後、新型コロナは5類へ移行し各地で学会やイベントがリアルに現地開催されるようになり、インバウンドも戻りつつある昨今で、開催規模や会場の確保など多くの課題がある中、実務員の皆様には大変な苦労があったと思われます。改めて開催に携わっていただいた全ての皆様の尽力に心から感謝申し上げます。

さて、本学会のメインテーマは「温故知新」、サブテーマとして~技と知識の伝承・熱い2日間~とされております。この言葉は、過去の経験や知識を活かしつつ、新しい知識やアイデアを得る重要性を現してます。昨今話題の生成AIやそれを伴ったシステム化などネット検索で多くの情報を簡単に取得できるようになり“知新”にとっては非常に便利な世の中になりました、と同時に“温故”の重要性が薄れつつあるような時代になっているように思われます。我々臨床検査技師は、失われつつ、見逃されつつある技と知識“温故”を改めて見直し、それを伝承し、生成AIなどの新しき知識と技術を知り、“温故”と“知新”を融合させ“今この時こそ未来と呼ぶのだろう”と言われるような熱い2日間を横浜の地でベテランから若手技師までが共に楽しめる事を期待いたします。

現在、各都道府県においてタスク・シフト/シェアに関する厚生労働省指定講習会が開催されております。この講習会は臨床検査技師国家資格の付随事項となり受講によって業務実施が法的に可能となります。したがって受講しなければ業務に当たれず、法改正された業務が実施できない中途半端な技師となってしまいます。臨床検査技師として“知新”の部分です、新しい知識を得られるよう講習会の受講をお願いいたします。

最後に、本学会開催にあたり芹澤学会長をはじめ、押田実行委員長その他、多くの実行委員の皆様や機器展示、機器セミナーなどを企画運営いただいた賛助会員の皆様の尽力に改めて感謝をいたすとともに、ここに開催される第59回日臨技 関甲信支部・首都圏支部医学検査学会が皆様にとって有意義なものとなり、「温故知新」を知り、さらに臨床検査の進歩につながることを祈念し、挨拶とさせていただきます。

以上

2023年度日臨技首都圏支部・関甲信支部医学検査学会(第59回)の開催にあたって

一般社団法人日本臨床衛生検査技師会

関甲信支部 支部長 林 和樹

第59回を迎える日臨技首都圏支部・関甲信支部医学検査学会が、一般社団法人神奈川県臨床検査技師会の担当のもとで横浜市にて開催されますことにお喜びを申し上げますとともに、コロナ禍5類移行後の慎重な判断が必要とされる大変な状況の中で開催までご尽力をいただきました芹澤昭彦学会長をはじめとする一般社団法人神奈川県臨床検査技師会の皆様に心より感謝申し上げます。

今学会のテーマは「温故知新~技と知識の伝承・熱い2日間~」とのことであり、これまでの70年という長い年月をかけて培ってきた技と技術をもう一度見つめ直すことの出来る学会になるものと期待しております。2024年度から施行される医師の働き方改革に伴い、医療法・臨床検査技師等に関する法律の一部改正により、医師から臨床検査技師へのタスクシフト/シェアが求められる中で、これから先、我々臨床検査技師が新たな時代に向けて何をすべきか、会員相互で理解を深める必要に迫られています。

さて、本学会では特別講演として二つの市民公開講演が準備されており、開催地である神奈川県から「脅威の唾液健康パワーを高めて健康長寿」と題して神奈川歯科大学の槻木恵一先生にご講演いただきます。また、鳥取大学の浦上克哉先生には認知症予防について豊富なご経験を交えてご講演いただく予定です。これ以外にも「じんりんぎ大学校」として英会話講座などの企画や、初級者を対象とした教育講演、恒例にもなった研究班毎のシンポジウムなど初心者からベテランの方まで楽しんでいただける内容となっています。特にここ数年のコロナ対策のために現地参加が出来なかった若手技師の方々には初めての支部学会になるかもしれませんので、是非、ご参加いただいてWeb研修では味わえない雰囲気を経験していただきたいと思います。

結びとなりますが、本学会が検査技術の向上と会員相互の交流の場として、参加者皆様にとって実り多き学会となることを祈念し、また、今学会の開催にあたり多大なご尽力をいただいた芹澤学会長、押田実行委員長をはじめとする神奈川県臨床検査技師会の皆様に改めて感謝を申し上げますとともに、ご理解ご協力をいただいた関係各位並びに賛助会員の皆様に厚く御礼を申し上げ、私からのご挨拶とさせていただきます。

以上

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