会頭挨拶

第30回記念全国病児保育研究大会

会頭 大川洋二

病児保育に従事あるいは関係している皆様の日々のご努力に感謝しております。
皆様におかれましては新型コロナウイルス(SARS-Cov2)によるCOVID19感染症の全国的な流行により大変なご苦労をされていることと思います。皆様の献身的なご貢献に深く感謝いたします、この新しい感染症の流行により9月に予定していた全国病児保育研究大会は2021年1月16日、17日に延期とさせていただきます。皆様にはご不便をおかけいたしますことに深くお詫び申し上げます。この未曽有の災難から見事立ち直って、盛会に開催できることを願っております

現在の日本は歴史上かつて経験をしたことがない未曾有の危殆に瀕しております。すなわち少子高齢化と人口減少です。この問題を解決させるための秘策が病児保育です。今回は30回目の節目の研究大会であり、皆様のご参加をお願いいたします。研究大会のテーマは「子育て支援から子育て讃歌へ」とし、サブテーマとして~AIは病児保育の未来を拓くか~としました。育児に孤立する保護者の方への育児支援から、子ども中心の最適な病児保育環境を提供することによって育児の辛さを喜びに変える育児讃歌への道を探ります。また最近発展目覚ましいAI (Artificial Intelligence) の技術をいかに病児保育現場に届けるか探りたいと思います。

子ども中心の病児保育は子どもの為になるだけではなく、保護者に育児の喜びを届け生活は充実したものとなり、保護者の勤労意欲の促進は高品質の安定した就労にもつながり、企業にとっても多大な貢献をすることになります。

この病児保育に関する、学術的裏付け、病児保育事業の発展、病児保育演習を行うために本研究大会があります。皆様の本大会へのご参加と日頃の研究成果のご発表を心よりお待ちしております。

2020年5月

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