大会事務局

三森寧子(事務局長 千葉大学教育学部)
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ご挨拶

2025年日本学校保健学会第71回学術大会について

高橋先生顔写真

一般社団法人日本学校保健学会の第71回学術大会が千葉大学において2025年11月28日(金)から30日(日)までの日程で開催されることとなり、私がその大会長を務めさせていただくことになりました。

今学術大会のメインテーマは「教育としての学校保健を加速する」としました。ややわかりづらい表現かもしれませんが、簡単に言うならば、学校保健という仕組みが学校という子どもたちが学び、発育・発達していく場における保健活動であることを大切にしていこうというものです。具体例をあげます。健康診断は職域にも地域にもありますが、学校での健康診断はそれらとは大きく違うのではないでしょうか。成人とは異なり、子どもたちは自分の心や体、健康や健康診断を理解していく過程にあるからです。そのような存在に対しては、成人の健康診断において重視される早期発見・早期治療だけでなく、健康診断やそれを通して見えてくる心や体を自分の事として理解し学んでいくというプロセスが必要なのではないでしょうか。そのことは、健康観察や救急処置、健康相談などにも当てはまるでしょう。つまり、保健教育はもちろんのこと、保健管理も教育の一環だということです。そして、そのことは人生100年時代を健康に生きていく人間を育てていく上で本当に大切なことなのではないでしょうか。このような発想は以前からあったと思うのですが、やはり現代の状況から考えるとまだまだ不足していると思います。そこで少々奇抜な言葉ですが「加速する」という表現を入れました。

学術大会当日は、できる限り対面でゆったりとした時間を保証し、教員、学生、研究者、保健医療関係者、行政の方などがゆっくり交流できる形を実現したいと考えています。ご経験の方も多いと思いますが、確かにZoom等での会合は時間や経費が節約できますが、体験的な出来事に何か乏しく、また、しばしば創造性が欠けた結論となります。それらは、研究の場においては困ったことと言えます。世の中はデジタル化してスピーディになり、それは素晴らしいことですが、本学術大会では、少しホッとしながらガヤガヤ話せる時間を提供できたらと考えています。

本学術大会開催に当たっては多くの方からご支援を受けており、また、これからもお願いすることになります。皆様のご期待に応えるべく準備しておりますので、よろしくお願いいたします。

放送大学千葉学習センター所長、千葉大学名誉教授
高橋浩之

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