大会長挨拶

令和8年(2026年) 5月22日(金)、23日(土)の2日間にわたり、第69回春季日本歯周病学会学術大会を静岡県浜松市のアクトシティ浜松において開催いたします。今大会のメインテーマは「歯周病を攻略する」としました。次世代を担う若い歯科医師、歯科衛生士、あるいは科学者の方々に、是非熱い気持ちで果敢に歯周病克服を目標とした研究をし、さらに「歯周病学」を発展させていただきたい。そして日本歯周病学会が60周年記念大会において京都宣言「歯周病撲滅宣言」をし、もうすぐ70周年を迎えるにあたり、さらに真摯にまた積極的に歯周病撲滅に向け会員の皆様と取り組んでいきましょう! といった願いを込めて本テーマといたしました。学術大会に参加される皆様方の活発なご討論を是非お願いしたいと思います。

本学術大会において、特別講演1としまして、長年細胞外エクソソームの役割についてご研究されてきました手塚健一先生(岐阜大学大学院医学系研究科)にご登壇いただきます。また、特別講演2といたしまして、インプラント周囲疾患の基礎・臨床研究をされたこられたFlavia Pirih 先生(Department of Periodontology, UCLA School of Dentistry) にご講演いただきます。さらに特別講演3では、瀧野裕行先生(京都府開業)に本大会テーマである「歯周病を攻略する」をテーマにご講演いただきます。シンポジウム1では、「歯周病原細菌と歯周病の最新トピックス」として3名の先生にご講演をいただきます。シンポジウム2では、3名の先生により歯周組織再生療法についてご講演をお願いしております。歯科衛生士シンポジウムにおいては「ライフコースアプローチを踏まえた歯科衛生士の臨床を考えよう!」と題して3名の先生にご講演をいただきます。さらに国際交流委員会の企画でAna Giglio AAP会長ならびにGraz Gilio先生 (米国補綴学会専門医) によるご講演をいただきます。

さらに日本専門医機構の共通研修、認定医・専門医教育講演、歯科衛生士教育講演、一般口演・ポスター、歯科衛生士口演・ポスター、ランチョンセミナー、スイーツセミナー、市民公開講座等を企画・準備しております。

浜松市の5月中旬は茶畑が新緑で大変美しく、そして爽やかな季節です。また、浜松は名物のうなぎや餃子、新鮮な魚介類さらには日本酒の隠れた産地でもあります。学術大会場は東海道新幹線浜松駅前の交通至便の場所での開催となります。皆様のご参加を心からお待ちしております。

第69回春季日本歯周病学会学術大会
大会長  辰巳順一

(朝日大学歯学部口腔感染医療学講座歯周病学分野)

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